
美容外科 – お顔(Face)の悩み改善
切らないリフトアップ(糸リフト・スレッドリフト)
症例写真
切らないリフトアップ「糸リフト」とは?
糸リフトは、即効性のあるリフトアップ手段の中でも「皮膚を切開しない治療法」です。 長いダウンタイムを要する手術まではしたくない方や、20代30代の若い方の「老け顔予防」としてもおすすめです。糸リフト(スレッドリフト)の概要
お顔のたるみやシワは、主に「加齢に伴う皮膚・筋肉などの衰え」「しなやかさを保つコラーゲン量の減少」「脂肪の増加」によって、少しずつ発生します。 お顔のたるみ・シワの改善に「即効性」と「大きな改善」を求めるのなら、医療機関での治療がぴったりです。 とはいえ、「治療に興味はあっても、長いダウンタイムが必要となるような大掛かりな手術まではしたくない」と思われている方もいらっしゃることでしょう。 そんな方におすすめしたいのが、切らないリフトアップ治療「糸リフト」です。 糸リフトは「スレッドリフト」とも呼ばれ、トゲの付いた糸を真皮直下から脂肪層、皮膚の奥にある「SMAS(スマス)層*3」に挿入して組織に引っかけて、たるみを持ち上げます。 *3SMAS:表在性筋膜のことで、顔の表情筋と連動している。 糸リフトで使用される糸には様々な素材がありますが、「体内で吸収されない糸」と「体内で吸収される糸」の2つに大別されます。 しかしながら、体内で吸収されない糸は感染症の副作用が起こりやすいので、現在では「体内に吸収される糸」が主流となっています。 糸リフトは切開不要なのでダウンタイムが短く、施術直後より効果の実感が可能です。 腫れなどのダウンタイムが落ち着いた施術1か月後くらいになると、「引き締め効果」がさらにアップします。それだけでなく、時間経過により糸が溶けてくるとコラーゲンなどに変換されるため、糸の周囲ではコラーゲンやエラスチンの生成が促進され(=リバイタライジング効果)、お肌のハリ・弾力性・潤いなども改善することを実感いただけます。糸リフトの効果の持続は、糸の材質によって異なりますが、概ね持続します。 また、糸リフトは手軽に行えることから、「若返り術」としてだけでなく、20代30代の方の「たるみ予防」としても人気です。
図:糸リフト イメージ
糸リフトのメリット:たるみがスッキリする、若々しいお肌になる、セルフケアと比べて即効性が高い、施術直後から効果実感が可能、周りに施術したことを気づかれにくい、切開リフトと比べてダウンタイムが短い・コストを抑えられる 糸リフトのデメリット:腫れ・赤みなどの一時的なダウンタイムがある、費用がかかる、切開リフトと比べて効果の持続期間が短い・効果の実感が分かりにくい当院の糸リフト(スレッドリフト)
当院では、上・下の両方向にコグ(トゲ)が付いているPDO糸またはPCL糸を使用して、次のような糸リフトメニューをご提供しております。 患者さまのご要望に合わせて、術式を選択します。 なお、顔の中心に近い口元やほうれい線が気になる方には引っ張る糸よりも、下から持ち上げるタイプの糸がおすすめです。糸リフトPDO
糸リフト PDOは「PDO(ポリデオキサノン)」と呼ばれる体内で吸収される医療用糸を使用します。 PDOは吸収性のある素材の中でも体内吸収が早い特徴がある上、摩擦力を生む特性を持っているので、引き締まった仕上がりとなります。 上から(髪の毛の生え際から)挿入することもできますが、下から持ち上げることもできますので、中顔面のボリュームを保ちながら上にあげることも可能です。 また、先の尖っていない針(鈍針)を使用するため、内出血が出にくく、比較的ダウンタイムが少ないです。 効果の持続時間は、半年~1年程度です。 適応症状:頬・あご・口の周り・フェイスラインのたるみ、ほうれい線、肌のハリや弾力性不足 施術時間:約30分 ダウンタイム:1週間~2週間 リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、針穴(色素沈着)など糸リフトPCL
「PCL(ポリカプロラクトン)」と呼ばれる体内で吸収される医療用糸を使用します。 PCLは超音波圧縮技術を利用して成形された、世界初の3次元コグであり、糸に熱を加えないことで強力な引き上げ効果を実現します。 また、しなやかで柔らかい糸なので痛みを感じにくく、体内への吸収がゆっくりで持続性にも優れている特徴があります。主にこめかみ・耳の前部から糸を挿入しています。 先の尖っていない針(鈍針)を使用するため、内出血が出にくく、比較的ダウンタイムが少ないです。 効果の持続時間は、約1年です。 適応症状:頬・あご・口の周り・フェイスラインのたるみ、ほうれい線、肌のハリや弾力性不足 施術時間:約30分 ダウンタイム:1週間~2週間 リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、針穴など また、当院では次のような点に配慮して、糸リフトを行っています。患者さまの負担が減るような施術
- 痛みを最小限にする(局所麻酔・笑気麻酔)
- できるだけ腫れや赤みが少なく、ダウンタイムが短く済む術式の実施
- 短時間での施術(約30分)
- 使用する針への配慮(極細針)
患者さまのご希望に寄り添ったフェイスラインに仕上げる
- 施術直後からの仕上がりの良さ
切らないリフトアップ「糸リフト」をおすすめしたい方
糸リフトは、次のような方におすすめです。- 頬・口もと・フェイスラインのたるみ、ほうれい線・ゴルゴライン・マリオネットラインが気になる
- ダウンタイムがあまり取れない
- 体にメスを入れての大掛かりな手術をすることに抵抗がある
- お肌に活力がない
- 将来的なたるみ予防をしたい
症例写真
当院で「糸リフト」をお受けになった患者さまの症例です。 片側7本ずつ使用して、フェイスラインおよび中顔面(目の下から口の間あたり)に対する糸リフトを行いました。 中顔面が持ち上がると、頬が高くなるため、若く見えるようになります。 糸リフトは切開リフトと比べて、ダウンタイムが短く済む「リフトアップ術」としてだけでなく、お肌の「若返り」も図れる治療法です。 当院では、患者さまにご希望に寄り添った「リフトアップ」メニューをご提案させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。
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治療の流れ
step 1医師による診察・カウンセリング(無料)
当院ではカウンセリング料や初診料は不要ですので、患者さまのお悩みやご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまのお顔のたるみ具合を詳しく診察した上で、ご要望に「糸リフトが適しているのか?」「どの素材の糸が適しているのか?」について、お話しさせていただきます。
また、施術の流れ、治療リスク、麻酔方法、注意点について、詳しくご説明させていただきます。
診察の結果、糸リフト以外の治療法をご提案させていただくことがありますが、治療内容にご納得いただいてから施術を行います。
また、カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。
事前のお申し出がない場合、お受けいただけません。
step 2消毒・麻酔
当院では痛み対策として、全ての施術に極細針を用いた局所麻酔(痛みを抑える注射)を行っております。
また、痛みをより抑えてお受けいただけるよう、様々な痛み対策に対応しております。
局所麻酔に加え、オプションとして次のような麻酔を追加することが可能です。いずれも予約制ですので、事前にお申し出ください。
- 笑気麻酔 鼻から吸うタイプの不安を和らげる鎮静麻酔。ミドルリフトにおすすめです。7,700円(税込)
- 静脈麻酔 体の負担が少なく、意識レベルを低下させて眠らせる麻酔。66,000円(税込)
step 3施術
当院ではあらかじめガイドラインを入れてから、糸を挿入しています。
全体的なバランスなども調整しながら、患者さまのご要望に沿った仕上りになるよう努めています。
また、基本的に患者さまには術中に鏡で仕上がり内容を確認していただいております。
それにより、術後経過の不安感が軽減される方も多い印象です。
(施術時間:約30分。ただし、挿入する糸の本数によって前後します)
step 4クーリング・ご帰宅
患部を冷やして、腫れや組織を落ち着かせた後、針穴にテープを付けてご帰宅となります。
施術後のテープや腫れなどが気になる方は、施術時にあらかじめ帽子・スカーフなどをご持参いただくと良いでしょう。
また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。
施術後の過ごし方
- 施術当日の洗顔・入浴・アルコールはお控えください。 ※翌日以降、洗顔はOKです 。
- 入浴や飲酒・激しい運動など血行が良くなる行為は、施術後1週間程度お控えください。
- ご自宅でも当日は保冷剤で冷やしていただき、頭を高くして眠るようにすると、腫れを軽減しやすくなります。
切らないリフトアップ「糸リフト」の注意点
ダウンタイムは必ず発生する
フェイスリフト(切開)と比べて、糸リフトはダウンタイムが短い特徴を持ちますが、「完全になし」ではありません。多少なりともダウンタイムは必ず発生します。 腫れは2~3日、内出血は1週間程度見られますが、次第に落ち着いていきます。 また、ひきつり感が1週間程度みられたり、頬が突っ張って口が開きにくく感じたりすることが2週間程度ありますが、いずれも自然に治ります。 症状が続くなど気になる点がありましたら、お気軽に医師またはスタッフまでご相談ください。リフトアップ効果の継続にはメンテナンスが必要
糸リフトは皮膚を切開する手術ではなく、溶ける糸を挿入するだけなので身体的負担の少ないリフトアップ方法である反面、皮膚を切開して皮膚の奥の筋膜(SMAS)から引き上げる「切開リフト」と比べると、効果が弱かったり持続期間が短かったりする側面を持ちます。 リフトアップ効果を継続させるには、定期的なメンテナンスが必要となります。 患者さまによりますが、よく行われているメンテナンスとして、同じような糸リフトやハイフ(ウルトラフォーマーⅢ)が多いです。 また、ヒアルロン酸注射の注入やボツリヌス・トキシン注射も人気があります。 ご興味ある方はお気軽にご相談ください。 同じ方でも左右対称で全く同じにたるむ訳ではなく、多少なりとも右側と左側では差があります。 当院では患者さまのたるみ具合や皮膚の状態などをしっかり診察した上で、ご希望に寄り添った治療法をご提案させていただいております。よくある質問
リフトアップをするなら、どの治療法が良いのでしょうか?
現在、リフトアップには様々な種類の治療法がありますが、治療法ごとにメリット・デメリットが存在するため、「これが一番良い」とは言い切れません。
患者さまが「求めている効果」「コストパフォーマンス」「施術に伴うダウンタイム」など様々な側面から、ご自身にはどの治療法が合っているのか?を考え、選ぶことが何より大切です。
とはいえ、たくさんの種類から「どれが自分に合っているのか?」を選ぶのは難しいかもしれません。
当院では、無料カウンセリングを行っているので、お気軽にご相談ください。
当院は毎日切開フェイスリフトの施術を行うほど「リフトアップ施術」の症例数が多く、解剖学を熟知しているので、切らない糸リフトでもしっかり持ち上げるテクニックを持っています。
患者さまのご希望に合わせて、様々な治療法の中から最適な治療法をご提案・ご説明させていただいております。
糸リフトでは何日くらいお休みが必要でしょうか?
お仕事や生活背景は、患者さまによって異なりまので一概には言えませんが、基本的には「施術当日」のお休みがあれば、良いでしょう。
※施術後、そのままお仕事やお買い物に行かれる方もいらっしゃいます。
腫れなどダウンタイムが特に心配な方は、施術翌日・翌々日も含めた合計3~4日程度のお休みを調整されると良いでしょう。
糸リフトをしたと、周りに気づかれませんか?
糸リフトは挿入した部分に小さな傷が残りますが、2~3日で腫れや針穴の赤い点状の内出血は落ち着きます。また、施術翌日からはメイクでカバーすることも可能であり、さらに基本的には髪の毛で隠れる部分ですので、あまり心配する必要はありません。特に事情を知らない他人からは気づかれにくいです。
糸リフトをやってみたいのですが、何本くらい必要ですか?
糸リフトの施術で必要な糸の数は、患者さまのたるみ具合・ご希望の仕上がりなどによって個人差があります。
とはいえ、目安としてはほうれい線が気になる方は片側3本~(両側で計6本~)程度必要になる方が多いです。
実際に必要な本数については、無料カウンセリングの際にお顔を拝見させていただいた上でお話しさせていただきます。
メイクは施術後いつから可能ですか?
メイクは施術翌日から可能です。

