美容外科 – 身体(Body)のお悩み改善

身体のたるみ改善

美容外科では、たるんでしまった皮膚を切除する「たるみ改善」を行っています。
皮膚切除では、たるんだ皮膚や皮下組織を切り取るだけでなく、ときには緩んだ筋肉の引き締めも行うことで、シャープなボディーラインを形成します。
また、脂肪吸引の際に、一緒にたるんだ皮膚を切除することもおすすめです。

当院ではできるだけ痛みや傷跡に配慮しながら、すっきりした美しいプロポーションとなるよう施術を行っております。お気軽にご相談ください。

身体のたるみ改善とは?

私たちの皮膚は、筋肉や骨など組織の動きに合わせて、しなやかに伸び縮みすることが可能です。
しかし、出産後やダイエットなどによる急激な体形変化が起こると、皮下組織は縮小できても皮膚の収斂作用(組織が縮むこと)が追い付かないため、伸びた皮膚だけがそのまま残り、重力に従い「たるみ」となります。
さらに、肌の弾力性に関わるコラーゲンなどの皮下組織や皮膚を支える筋肉が加齢に伴い減少することもたるみに繋がります。

残念ながら、このたるんで余っている皮膚をセルフケアで改善させることはできません。
解消させるには医療機関での「手術」が必要となります。

たるみ改善の概要

皮膚が伸びることによって発生する「たるみ」は、次のような部位によくみられます。

  • 二の腕(上腕)
    たるんだ二の腕は「振袖」とも呼ばれる。もともと脂肪がつきやすく落ちにくい部位。
  • お腹(上腹部・下腹部)
    脂肪が溜まりやすい部位。出産後・急激なダイエット・脂肪吸引後など、伸びきった皮膚がそのまま残る。
  • 太もも(大腿)
    気づかぬうちに脂肪が蓄積されやすい部位。運動不足からたるみに繋がりやすい。
  • ヒップ(お尻・臀部)
    あまり動かさない筋肉が多く、脂肪が溜まりやすい。加齢によって支えきれず、たるみに繋がる。

医療機関では「たるみ改善」として、余った皮膚を切除する手術を行っています。
皮膚の切除だけでなく、一緒に緩んだお腹の筋肉(腹直筋)やウエストの筋肉(外腹斜筋)を縫い縮めることで、より引き締まったウエストラインと「くびれ」を実現します。
特に、下腹部の脂肪と皮膚のたるみが多い方には、余分な皮膚・皮下脂肪を切り取って、筋肉を寄せながら縫合する「腹壁形成術(タミータック)」を行い、お腹をすっきり平らにさせることが可能です。

たるみ改善のメリット:
たるんだ皮膚の解消、半永久的な効果、プロボーションのデザイン可能、脂肪吸引と一緒に施術可能、筋肉の引き締めにも対応可能
たるみ改善のデメリット:
やや大きい傷跡ができる、抜糸が必要、一時的に痛み・腫れなどのダウンタイムがある、費用がかかる、お臍の位置が変わることがある(臍形成は可能)、瘢痕形成(傷跡の盛り上がり)・血腫、壊死、水腫(seroma)など手術に伴う副作用リスクがある

W型に切開して、腹直筋上を胸部に向かって剥離(はくり)します。
図:腹壁形成術イメージ

当院のたるみ改善

お身体のたるみ取りは、たるんだ皮膚のサイズに合わせて切除することから、一般的に大きな傷ができます。
当院では腹部なら下着で隠れる部分を切開するなど、できるだけ傷跡が目立たないよう工夫して施術しており、丁寧な縫合を心がけております。
また、他院修正も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

適応部位: 二の腕(上腕)、上腹部、下腹部、太もも(大腿)、ヒップ(臀部)など
施術時間:約240分~ ※部位によって異なる
ダウンタイム:約1~3か月
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、感染、傷跡、肥厚性瘢痕、壊死、水腫(seroma)など

下腹部のたるみが軽いケース

腹部全体にたるみがみられるケース

腹部全体から背中側までたるみがみられるケース
図:腹部の皮膚切除デザイン イメージ

身体のたるみ改善をおすすめしたい方

たるみ改善は、次のような方におすすめです。

  • 出産後、お腹の皮膚のたるみ(ブヨブヨ)が元に戻らない方
  • 急激なダイエットで、皮膚がたるんでしまった方
  • 下っ腹が出ている方
  • シャープなボディーラインになりたい方
  • 二の腕のたるみをなくしたい方
  • ウエストラインをすっきりさせたい方
  • 脂肪吸引後、皮膚のたるみが目立つ方

治療の流れ

step 1医師による診察・
カウンセリング(無料)

当院では初回カウンセリング料や初診料は不要です。患者さまのお悩み・ご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまの気になる部分の皮膚の状態を詳しく診察した上で、ご要望に「たるみ改善術(皮膚切除)が適しているのか?」についてお話しさせていただきます。
また、施術の流れ、治療リスク・麻酔方法・注意点についても、詳しくご説明させていただきます。※治療内容にご納得いただいてから施術を行います。
なお、カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。
事前のお申し出がない場合、お受けいただけないことがございます。

step 2マーキング

施術範囲に対し、細かく丁寧にマーキングを行います。

図:皮膚切除範囲のマーキング例

step 3麻酔

身体のたるみ改善は、局所麻酔(痛みを抑える注射)に加えて、施術希望部位により「笑気麻酔(鼻から吸うタイプの不安を和らげる鎮静麻酔)」「静脈麻酔(意識レベルを低下させて眠らせる麻酔)」「全身麻酔」下にて行います。
また、腹部~背中など広範囲のたるみ改善では、静脈麻酔と硬膜外麻酔を併用するなど、いずれの場合も基本的に覚醒下で施術することはありません。
費用は局所麻酔プラス笑気麻酔7,700円(税込)、静脈麻酔66,000円(税込)、硬膜外麻酔55,000円(税込)となります。

step 4施術

たるみの程度に合わせて、余った皮膚や皮下組織、筋肉などを切除します。
なお、たるんだ皮膚や脂肪が多すぎる場合、お臍の位置をずらして、新しい場所に移動させることがあります(臍形成)。
当院ではシャープで美しいボディーラインはもちろん、できるだけ傷跡が目立たないよう細かく丁寧な縫合に努めています。(施術時間:約180分~)

step 5院内安静

静脈麻酔などを行った場合、施術直後はまだ眠気がある状態となりますので、院内で少しお休みいただいた後、ご帰宅となります。 また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。

施術後の過ごし方

  • 施術当日の入浴はお控えください。
    ※シャワーの水が施術部位にかからなければ、当日より可能。入浴は施術約1週間後(抜糸翌日)から可能です。
  • 施術後3週間程度、痛み・腫れ・内出血がみられますが、2~3か月後くらいには落ち着きます。
  • 施術部位の痛み・赤み・腫れが続く場合には、感染症の可能性があるので、速やかにご連絡ください。
  • 術後1週間程度、飲酒や激しい運動は控えましょう。
  • 痛み止めなどのお薬をお出しするので、服用してください。
step 6マーキング

施術約1週間後に抜糸を行うので、ご来院ください。
また、全ての部位で施術1か月後・3か月後に経過観察を兼ねて、診察をさせていただいております。

身体のたるみ改善の注意点

身体のたるみ改善に対する皮膚切除では、たるんだ皮膚に合わせて切除するので、美容外科の手術の中でも比較的大きな傷となる手術です。そのため、切除範囲が広いほど、ダウンタイムが長く必要となります。
一般的に皮膚切開による傷跡の赤みは約半年みられ、傷跡が白く目立たなくなるまでには1年程度かかります。
当院では、できるだけ傷跡が目立ちにくい部分での切除を行うなど、工夫して施術をしております。

よくある質問

1)たるみ改善と他の施術を同時に行うことは可能ですか?
特にお腹のたるみが気になる方では、脂肪吸引と同時にたるみ改善を行うことで、「不要な脂肪+余った皮膚」を一度に解消できるので、より理想的なウエストラインが期待できます。
ただし、お腹周りをスッキリさせる手術には、患者さまのお腹の皮膚・脂肪の状態によって、適した方法が異なります。
そのため、まずは一度無料カウンセリングにお越しください。患者さまそれぞれに適した方法など、ご提案させていただきます。
2)お腹のたるみ改善術を行ったら、どのくらい効果が続きますか?

たるみ改善の施術後に「急激に太る」「急激に痩せる」などの変化がなければ、基本的に効果は半永久的に続きます。
※一般的に1か月で3kg以上の減量は、皮膚の収斂が間に合わず、たるみに繋がるとされています。

特に、お腹のたるみ改善術「腹壁形成術」は、日本ではまだ知名度の低い手術ですが、アメリカなど欧米諸国ではとても人気のある手術です。
大掛かりな手術となりますが、一度の手術で皮膚のたるみが長期的に解消されることが見込めるため、たるんだ皮膚に深くお悩みの方は、一度ご検討されてはいかがでしょうか。
ご興味がありましたら、お気軽にご相談ください。