美容外科 – お顔(Face)の悩み改善
口元(リップリフト)
近年注目されているのは「口元」の形で、特に「短い人中(じんちゅう:鼻下~唇の間にある溝)」と「上向きの口角(唇の両端)」が人気を集めています。
当院では口元の整形術として、人中を短くしてお顔のバランスを整える「人中短縮術(リップリフト)」、口角を上げて印象を変える「口角挙上術(外側人中短縮術)」を行っております。施術では、できるだけ傷跡が目立たなく、ダウンタイム*1も短くなるよう努めております。
お気軽にご相談ください。
*1ダウンタイム:腫れや赤みがなくなって、これまでのような日常生活を送れるようになるまでの時間
1.口元の整形とは?
人中の長さや口角の向きには個人差がありますが、テレビや雑誌で活躍されているモデル・女優さんでは、鼻下の溝(人中)が短かったり口角が上がっていたりする方が多いことから、こうした口元に憧れる方が増えています。一方で、加齢や口周りの筋肉(表情筋)、組織や骨が衰えてくると、リップも薄くなり、人中はより長く見え、口角も下がってきます。
「人中を短く見せるメイク法」「口角を上げるマッサージ」などのセルフケアが近年注目されていますが、半永久的に作るためには、医療機関での手術による「口元の整形」が効果的です。
口元の整形術の概要
口元の美しさを整える施術には、次の2つの治療法があります。
・人中短縮術
人中(鼻下から上唇まで)の長さと下唇からあごまでの理想的なバランスは、「1:2」とされています。人中短縮術は、皮膚を切開して人中を短くすることで下顔面(鼻下~あご)のバランスを整える治療法です。
生まれつき鼻の下が長い方、表情筋の衰えや加齢により鼻の下が長くなった方におすすめです。
人中短縮術のメリット:顔の下半分のバランスを整える、上唇を立体的に見せる、小顔効果が期待できる、若々しい印象を与える、半永久的な効果
人中短縮術のデメリット:抜糸が必要、痛み・腫れなどの一時的なダウンタイムがある、費用がかかる、切除しすぎによって元に戻すことが困難だったりガミースマイル*2が強調されたりすることがある、小鼻が一時的に広がる、傷跡が気になる、違和感が出る
*2ガミースマイル:笑ったとき、過剰に上の歯ぐきが露出してしまう状態。
図:人中と口元の黄金比イメージ
・口角挙上術(外側人中短縮・スマイルリップ)
口角挙上術は口角を切開して下がった口角を引き上げる「口角の整形術」のことです。「外側人中短縮は上唇を横方向に長めに切開して、リップの外側部分を全体的に引き上げます。
口元は表情を左右するパーツなので、唇の両端の口角が下がっていると、不機嫌そうだったり老け顔に見えたりして、話しかけにくいなどマイナスイメージを与えがちです。
反対に口角が上向きだと、明るい・若々しい・親しみやすいなど好印象を持たれやすくなります。
口の輪郭に沿って切開するので傷跡は目立ちにくく、術後1か月もすれば見た目に違和感がない自然な表情になるでしょう。
口角挙上術のメリット:明るい・優しい・若々しい・親しみやすいなど好印象を与えやすい、唇のエイジングケアに繋がる、半永久的な効果
口角挙上術のデメリット:抜糸が必要、痛み・腫れなどの一時的なダウンタイムがある、費用がかかる、口が一時的に開けづらくなる場合がある、傷跡が気になる
図:口角の向きによる印象の違いイメージ
左:下がった口角 右:上がった口角
2.人中短縮術(リップリフト)とは?
人中短縮術は、「リップリフト」「上口唇短縮術」とも呼ばれ、人中を短くして下顔面のバランスを整えます。
当院の人中短縮術
鼻の下を切開して、鼻下と上唇の距離を数ミリ縮める「人中短縮術(切開法)」を行っております。
また、鼻下の切開により上唇がめくれて厚くなる効果も現れるため、ぷっくりとしたセクシーな唇に近づきます(リップリフト)。
日本人の人中の長さは平均して1.5cm程度となりますが、人中短縮術では「数値」が大切なのではありません。理想的な人中の長さは、人中と下唇~あごの長さとの割合(1:2)によって決定されます。
人中短縮術はお傷が気になる部位の施術となりますが、当院は縫合の丁寧さを追求しています。
出来るだけ鼻の穴の中に隠れる位置を切開して、剥離をしっかり行い、さらに真皮・表皮それぞれの層で縫合することで術後の創(傷口)の変形・ひきつれを予防して、傷跡が目立ちにくくなるような施術を努めております。お気軽にご相談ください。
施術時間:約30分~60分
ダウンタイム:約1週間
リスク・合併症:腫れ、痛み、内出血、傷跡など
図:人中短縮術イメージ
Step1:鼻の下の切開する部分にマーキング(印)をします。
Step2:局所麻酔をしてから、メスで皮膚を切開します。
Step3:切除部分を糸で縫い合わすことで上唇が引き上げられ、人中が短くなります。
人中短縮術をおすすめしたい方
人中短縮術は、次のような方におすすめです。
- 鼻の下から上唇までが長い
- 加齢によって鼻の下が長くなった(気がする)
- のっぺりした顔を改善したい
- 老けた印象・面長な印象に見える顔を変えたい
- 顔の下半分のバランスを整えたい
- 毎日の人中短縮メイクから卒業したい
- 小顔で若々しい顔立ちになりたい
- 上唇に立体感を持たせたい
3.口角挙上術とは?
口角挙上術は「口角リフト」とも呼ばれ、下がっている口角を引き上げて、口元を優しい印象に変える治療です。
当院の口角挙上術
当院では患者さまの口角の状態とご希望を確認した上で、デザインや切開内容を考慮して施術を行っております。
施術時間:約30分~60分
ダウンタイム:約1週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、感染など
図:口角挙上術 イメージ
Step1:口角の上側に三角形にマーキングを入れます。
Step2:局所麻酔をして、口角の皮膚を切除します。
Step3:口角を上げる筋肉を縮めます。
Step4:口角の切開部分を丁寧に縫合します。
口角挙上術をおすすめしたい方
口角挙上術は、次のような方におすすめです。
- 口角が下に下がっているのが気になる
- 口元が「への字」になっていることを改善したい
- よく不機嫌そうに見られる
- 若々しく明るい印象の口元に変えたい
- アヒル口にしたい
- 流行りの「スマイルリップ(口角整形)」をしたい
- リラックスしていても自然に口角を上げていたい
4.症例写真
当院で、切開による「人中短縮術」と「口角挙上術」をお受けになった患者さまの症例です。
加齢による鼻下のお悩みに対して「人中短縮術」だけ行うと、唇の山が尖ってしまうため逆におかしくなることがあります。全体的なリップリフトで伸びた鼻下を短くします。
当院では、傷跡もできるだけ綺麗になるよう丁寧に縫合しています。
お気軽にご相談ください。
<費用>
人中短縮術:¥220,000(税込)
口角挙上術:¥220,000(税込)
リスク・副作用・合併症:痛み、腫れ、内出血、感染、傷跡など
治療の流れ
当院ではカウンセリング料や初診料は不要ですので、患者さまのお悩みやご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまの口元の状態を詳しく診察した上で、ご要望に「口元の整形術が適しているのか?」「適した治療法は何か?」についてお話しさせていただきます。
また、施術の流れ、治療リスク・麻酔方法・注意点についても、詳しくご説明させていただきます。※治療内容にご納得いただいてから施術を行います。
なお、カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。
事前のお申し出がない場合、お受けいただけないことがございます。
極細針を用いた局所麻酔(痛みを抑える注射)に加えて、ご希望があればオプションとして「笑気麻酔(鼻から吸うタイプの不安を和らげる鎮静麻酔)」もしくは「静脈麻酔(意識レベルを低下させて眠らせる麻酔:予約制)」をすることも可能です。笑気麻酔6,600円(税込)、静脈麻酔66,000円(税込)となります。
※痛みの感じ方には個人差があるため、少し痛みを感じる方もいらっしゃいます。
当院では患者さまのお顔全体のバランスを考慮して施術をしています。
また、自然で美しい仕上りとなるよう努めています。
・人中短縮術:鼻の下を切開して、人中を短くします。(施術時間:約30~60分)
・口角挙上術:口角を切開して、余った皮膚や口角を上げる筋肉を縮めて、口角を上げます。(施術時間:約30~60分)
腫れや組織を落ち着かせた後、ご帰宅となります。
また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。
施術後の腫れなどが気になる方は、施術当日にあらかじめマスク・スカーフなどをご持参いただくと良いでしょう。
<施術後の過ごし方>
- 施術当日の化粧・洗顔・入浴・アルコールはお控えください。
※手術創部を濡らさないようにして、ぬるま湯での短時間シャワーは可能です。 - 洗顔・洗髪などは、患部を濡らさないようにして施術2日後から可能です。
- 入浴は人中短縮術では抜糸後(施術1週間後)、口角挙上術では3日後から可能です。
- メイクは、人中短縮術・口角挙上術ともに患部以外なら当日から可能ですが、患部については抜糸翌日から可能になります。
- 喫煙すると傷の治りがかなり悪くなりますので、禁煙を心がけてください。
- 飲酒・運動など血行が良くなる行為は、施術1週間程度お控えください。
- 抜糸まで(施術1週間程度)は、刺激のある食べ物は避けたり、患部を強くこすったりしないでください。
- 口が一時的に開けにくくなる可能性がありますが、時間経過とともに改善していきます。
- 痛みや腫れなどを抑えるためのお薬をお出しするので、服用してください。
- 頭を高くして眠るようにすると、腫れを軽減しやすくなります。
- 施術後1週間程度、強く腫れることがありますが、次第に落ち着きます。
人中短縮術・口角挙上術ともに、施術1週間後に抜糸が必要なのでご来院ください。
また、施術1か月後に経過観察を兼ねて、診察をさせていただいております。
6.口元の整形術の注意点
・人中短縮術では、必ず上唇が厚くなる
人中短縮術では、鼻下を切開して縫合することで、人中部分の皮膚が上に引っ張られます。
その結果、程度には個人差がありますが、必ず「上唇が厚くなる」効果も一緒に現れます。
もともと上唇が厚い方は「たらこ唇」のようになる可能性があります。
・切開するので、ダウンタイムが必ずある
人中短縮術・口角挙上術は皮膚を切開して行うので、腫れなどのダウンタイムが必ずあります。通常、強い腫れ・痛みは1週間程度で治まり、時間経過とともに赤みも次第に落ち着いていきます。ただし、稀に傷口から感染症を発症した場合には、もう少し長引くことがあります
7.よくある質問
人中短縮術および口角挙上術の施術直後では、傷の赤みがやや目立ちますが、時間経過とともに徐々に改善していくので、2~3か月後には赤みが引いて目立たなくなっていきます。
また、人中短縮術では鼻下の小鼻の溝のライン、口角挙上術では唇のラインに沿って丁寧に皮膚を縫合するので、施術を受けた方から「思ったより傷跡が目立たない」というお話を伺います。傷跡は次第に目立たなくなっていきます。
基本的には、お受けいただけない方はいません。
しかし、「人中短縮術」では、患者さまのお顔全体のバランス・人中の長さ、「もともと上唇が厚い」、「ガミースマイル」など施術することでお顔のバランスが悪くなってしまうようなケースでは、「適さない」と判断させていただく可能性があります。
当院では施術前のカウンセリングにて、しっかり診察させていただいた上で、患者さまのご要望に適する治療法やデザインをご提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
口角を切開するので、術後しばらくは大きく口を開ける動作は控えた方が良いでしょう。
術後1~3か月経過すると、傷跡部分の皮膚再生が完了して安定してくるので、その後は特に制限はありません。
施術後すぐにコンタクトレンズを使用していただいて構いません。
ただし、装着中に違和感などある場合には、しばらく使用を中止されることをおすすめします。
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