美容外科 – お顔(Face)の悩み改善
目元(目頭切開)
目頭切開は、目頭にある皮膚「蒙古ひだ」を切開して、目を大きく見せる治療法です。蒙古ひだは日本人を含む東洋人に多くみられ、切開により目の横幅を鼻側に広げることで、パッチリした目元や大人っぽい印象に変えます。当院では、できるだけ*1ダウンタイムが短くなるよう配慮した施術を行っています。お気軽にご相談ください。
*1ダウンタイム:腫れや赤みがなくなって、これまでのような日常生活を送れるようになるまでの時間
目頭切開とは?
目頭切開は、蒙古ひだを切開することで目の横幅を鼻側に少し広げる治療です。
目と目の間隔が狭くなるので鼻筋が通っているように見え、西洋人のようなパッチリとした目元の印象を作り出せると人気の治療法です。
目頭切開の概要
日本人を含む東洋人の目頭は、「蒙古ひだ」と呼ばれる特徴的な皮膚に覆われているため、目が小さく見えたり、目と目が離れて見えたりする原因となります。
目頭切開は蒙古ひだを切開して、ひだに隠れている目の内側にあるピンク色の膨らみ(涙丘:るいきゅう)を出す手術となります。目頭切開にはいくつかの術式があり、患者さまの状態やご希望によって選択されます。
また、目頭切開と一緒に、二重や眼瞼下垂の治療・目尻切開を行うケースも多いです。
図:目頭切開前後の目元イメージ
- 目頭切開のメリット :
- 目の横幅を大きく見せる、目と目の距離を近く見せる、幅の広い二重(平行型)に近づく、二重切開法などと併用できる
- 目頭切開のデメリット:
- 皮膚切開による腫れ・赤みが一時的に出る、抜糸が必要、元に戻すことが困難な術式がある、費用がかかる、違和感のある仕上がりになる場合がある
Z形成
蒙古ひだをZ型に切開する方法です。切開後、皮膚の位置(図のA点とB点)を入れ替えるように縫い合わせるので、蒙古ひだの緊張がゆるんで目頭が鼻側に開くようになります。
また、Z形成では患者さまの目の状態や要望に合わせ、皮膚切除の有無や切開の形を調整することが可能であり、ナチュラルな仕上がりとなります。
Z形成の特徴
- 瘢痕(はんこん:傷跡)形成のリスクが少ない術式なので、傷跡が目立ちにくいことから周囲に施術したことを気づかれにくい(個人差あり)
- W形成と比べて目頭の形が鋭く、切れ長の大人っぽい目元が作れる
- 人によっては、きつい印象に見えることがある
- ドライアイになる可能性がある
図:目頭切開 Z形成イメージ
W形成
蒙古ひだをW型に切除して、切開した皮膚を目頭に折り込んで縫合する術式です。Z形成と比べて、皮膚を多く切開するため目頭部分をガラッと変化させることができ、かわいらしい印象を受ける目元に仕上がります。
W形成の特徴
- 目頭の形が丸みを帯びた仕上がりとなり、可愛らしい印象になる
- 傷あとが引きつれるリスクが小さい
- 手術後に元に戻る可能性が低い
- 傷あとが目立つことがある
- 施術後の修正が困難
- 切除量が多いので大きな変化をもたらすが、一方で周囲に気づかれるリスクがある
図:目頭切開 W形成イメージ
単純法(三日月法)
蒙古ひだを三日月状に切開して、縫合する方法です。シンプルな手術ですが、蒙古ひだが後戻りする可能性があります。蒙古ひだの被り具合が極軽度な方におすすめです。
単純法の特徴
- 切開量を細かく調整可能
- 切除量が多いと、瘢痕形成リスクが高まるため、傷あとが目立ちやすくなる
※ただし、綺麗に治る範囲であれば、逆に目立ちにくい - 丸みのある目頭になりやすい
- 皮膚の引きつれが起こることがある
- 蒙古ひだが再発して、元に戻るリスクがある
図:目頭切開 単純法イメージ
目頭切開をおすすめしたい方
目頭切開は、次のような方におすすめです。
- 目が小さく見える
- 左右の目が離れている
- 顔立ちが幼く見える
- 平行型や幅が広めの二重ラインにしたい
- パッチリとした印象の目元にしたい
症例写真
当院で目頭切開の治療をお受けになった患者さまの症例です。
眠たそうに見える目元でしたが、目力が出て、お顔がはっきりされました。
まだ術後1か月なので、傷の赤みはありますが、赤みは術後2~3か月すると白くなっていきます。
当院では、しっかり目頭を開くなら「W形成」、控えめならば「ハーフZ形成」など、患者さまによって選択しています。お気軽にご相談ください。
※こちらの方は、「目頭切開」と一緒に「切らない眼瞼下垂(タッキング法)」を組み合わせて施術しています。
費用:¥220,000 (税込)
リスク・副作用・合併症:腫れ、内出血、傷跡、左右差
治療の流れ
カウンセリング(無料)
当院ではカウンセリング料や初診料は不要ですので、患者さまのお悩みやご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまのまぶたの状態を詳しく診察した上で、患者さまの目元に「目頭切開が適しているのか?」「どの術式がいいのか?」をお話しさせていただきます。
また、施術の流れ、治療リスク・麻酔方法・注意点についても、詳しくご説明させていただきます。
当院では術式に合わせて、切開線のマーキングをしてから皮膚切開を行っています。
※治療内容にご納得いただいてから施術を行います。
カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、予約時にあらかじめお申し出ください。
当院では、トリプル麻酔を行っています。
点眼麻酔(目薬タイプの痛み止め)と笑気麻酔(鼻から吸うタイプの不安を和らげる麻酔)をしてから、局所麻酔(痛みを抑える注射)を行います。
局所麻酔では極細針を用いますので、痛みの心配はありません。
※痛みの感じ方には個人差があるので、少し痛みを感じる方もいらっしゃいます。
マーキングに合わせて皮膚を切開して、左右のバランスや大きさなどをチェックして縫合します。(施術時間:約20分)
まぶたを冷やし、腫れを落ち着かせた後、ご帰宅となります。
また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。
<施術後の過ごし方>
- 施術当日のアイメイク・洗顔・入浴・アルコールはお控えください。
※顔を濡らさないようにして、ぬるま湯でのシャワー浴はOK - 入浴や飲酒など血行が良くなる行為は、抜糸まで(施術後1週間程度)お控えください。
- 痛みや腫れなどを抑えるためのお薬をお出しするので、服用してください。
- 頭を高くして眠るようにすると、腫れを軽減しやすくなります。
- 泣きはらしたような腫れが施術後1週間程度ありますが、次第に落ち着きます。
- 抜糸までは、できるだけ施術部位に触れないよう注意してください。
約1週間後に抜糸を行いますので、ご来院ください。
また、施術1か月後に経過観察のため診察させていただいております。
特に問題がなく、モニター様でない場合、特に問題なければ「診察なし」でも構いません。
目頭切開の注意点
ダウンタイムは必ずある
皮膚を切開する以上、傷・傷跡は発生するため、大なり小なりダウンタイムは必ずあります。
しかし、術後1~2週間程度で強い腫れや赤みは落ち着いてきます。2~3か月経つと、傷跡は完全に白くなり、目立たなくなります。気になる場合には、抜糸以降(術後約1週間)であればファンデーションなどで隠すことも可能です。
当院では患者さまの目の状態や顔のバランスに合った切開方法を選択したり、丁寧に縫合したりするなど、できるだけ目立ちにくい傷跡になるような施術に努めています。
蒙古ひだを多く切れば、より目が大きく見えるわけではない
目頭切開は蒙古ひだを切開して、目の横幅を鼻側に広げて目を大きく見せるようにする治療法ですが、注意したいのは「切除量が多い=より目が大きく見えるではない」ということです。
むしろ、たくさん切開すると、目頭が丸くなりすぎたり四角くなりすぎたり、鳥のくちばしみたいに尖ってしまったりと「違和感のある目頭」になる可能性があります。
目頭切開では、顔とのバランスが大事です。
一般的に左目:目と目の間:右目との比率が「1:1~1.2:1」であると、人が美しいと感じる目元とされています。
当院では患者さまのご希望に寄り添いながら、施術後の美的観点も配慮してデザインのご提案をさせていただいております。
よくある質問
目の横幅を広げたい場合には、「目尻切開」で目尻側の幅を広げることをおすすめします。
また、目を大きく見せたいときには二重術も併用すると良いでしょう。
抜糸までの術後1週間程度は腫れたり、縫合した糸が見えたりする場合がありますが、腫れは時間経過とともに落ち着いていき、糸は抜糸をすればなくなります。赤みは1~2週間で落ち着きますが、抜糸以降メイクで目立たなくすることも可能です。通常、術後2~3か月ほど経つと傷跡は細く白い線となり、ほとんど分からなくなります。
担当医師からのひとこと
目頭切開は元々の蒙古ヒダの被り具合、ご希望の目の形によりデザインが異なります。まずはご相談ください。
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