美容外科 – お顔(Face)の悩み改善

顔 脂肪注入

「目の上が窪んできた」「ほうれい線が目立ってきた」「お肌にハリがない」など、年齢を重ねる度に現れるお顔の変化。
こうしたお顔のお悩みを改善させる方法として、近年注目を集めているのが「脂肪注入」です。

脂肪注入は、その名の通り、へこみ・窪み、シワ、たるみなど気になる部分に脂肪を注入するだけの「切らない若返り治療法」です。お肌の表面にメスを入れずに、お肌をふっくらさせ、ハリのある若々しい印象に変えます。注入する脂肪は、ご自身の脂肪を利用するので、拒絶反応を起こしにくく、半永久的な効果が期待できます。
また、若い方でも脂肪注入によって柔らかい女性的なフォルムに整えることが可能です。

当院では「切らない若返り治療」として人気の脂肪注入を行っております。
できるだけ痛みに配慮して、自然な仕上がりが継続するような施術に努めております。
お気軽にご相談ください。

脂肪注入とは?

年を重ねると、「へこみ・窪み」「シワ」「たるみ」などお顔にも少しずつ変化がみられます。
こうしたお顔の変化は、少しずつお肌のハリや潤いを保つ「コラーゲン」生成量などの減少や皮膚・筋肉が衰えていくことによって起こる「老化現象」であるため、残念ながらパックやマッサージなどのセルフケアだけでは、思ったほどの効果が見られないのが実情です。

「脂肪注入」はお顔の気になる部分のボリュームを与えるだけでなく、注入脂肪に含まれる成長因子の働きによって肌質を改善して、お肌にハリを持たせます。また、一度定着したものは何度も繰り返す必要性がなく(患者様の脂肪の性質によっては2~3回必要なこともあります)、ヒアルロン酸よりもなめらかで自然な仕上がりが期待できます。

図:脂肪注入 施術前・施術後イメージ

脂肪注入の概要

脂肪注入は、もともと病気や怪我の治療として行われていた「組織移植」の一種です。
近年は美容外科分野にも応用され、「切らない若返り治療」として世界的に行われている美容外科治療のひとつです。

脂肪注入は、患者さんご自身の脂肪を利用して、へこみ・くぼみ・シワなど気になる部分に注入することでふっくらボリュームアップさせます。さらに、注入により皮膚が引っ張られるので、お顔のたるみも改善され「小顔効果」がみられたり、お肌にハリを持たせて老けて見えがちだった印象を「若々しい印象」に変えたりすることが期待できます。
ご自身の脂肪を利用することで、ヒアルロン酸など他の治療法と比べて安全性や定着率が高く、効果の持続が期待できます。

脂肪注入のメリット :
へこみ・窪み・シワ・たるみを改善する、肌質改善、若々しい印象を与える、顔の抜糸は不要、半永久的な効果、ヒアルロン酸注射などと比べて安全性・定着率が高い、しこりなどトラブルになりにくい
脂肪注入のデメリット:
一時的に頬表面に針穴ができる、一時的に痛み・腫れなどのダウンタイムがある、費用がかかる、硬さ(しこり)やお肌のデコボコが出ることがある、定着には個人差がある

図:脂肪注入 適応部位

当院の脂肪注入

加齢に伴って目立ってくるお顔のへこみ・窪み・シワ・たるみは、ご自身の脂肪で改善できます。
当院で注入に使用する脂肪は、患者さまのご希望の部位(お腹、腰、太もも)から吸引し、気になる部分に対して、フレッシュな脂肪細胞と一緒に上澄みの血清を注入しています。
当院では、遠心分離にかけた脂肪細胞の定着率と比べて、手を加えない脂肪細胞の方が高く、さらに血清成分を少し混ぜることで、より定着率を高められると考えております。
また、脂肪注入では、細い管(カニューレ)を使って注入するため、お顔表面には一時的に針穴による赤みが生じますが、針穴は時間経過とともに分からなくなります。

脂肪注入は医師の努力と丁寧さ、技術力が一番大切だと、当院は考えます。患者さまのご希望に寄り添いながら、術後の美的観点も配慮した注入部位やデザインをご提案しております。お気軽に当院までご相談ください。

適応部位:額、こめかみ、ほうれい線、頬骨上(ゴルゴライン)、頬、眼窩縁(目の上・下)、唇
施術時間:約90分
ダウンタイム:約1~2週間
リスク・合併症:腫れ、内出血、感染、壊死、左右差、定着率の個人差など

Step1:ご希望の部位(お腹・腰・太もも)を数ミリ切開します。

切開口から極細管(カニューレ)を挿入してから脂肪を吸引します。

Step2:採取した脂肪を注入に適した脂肪に処理します。

※当院では遠心分離器等は使わず、フレッシュな状態の脂肪細胞と上澄み血清を使用します。

Step3:脂肪を気になる部位に注入します。

図:脂肪注入の流れ

脂肪注入をおすすめしたい方

脂肪注入は、次のような方におすすめです。

  • ゴルゴライン・ほうれい線など、お顔のシワを改善したい
  • 目の上・こめかみのへこみ・窪みを改善したい
  • 頬がこけて、やつれて見えるのが嫌だ
  • 目の下のクマ・たるみを解消したい
  • 丸みのある額になりたい
  • お肌にハリを持たせ、若々しい印象になりたい
  • ヒアルロン酸注射を何度か行っている方
  • 切らずにへこみ・たるみ・シワを改善したい方
  • 効果が長続きする治療をしたい

症例写真

当院で、額への「脂肪注入」をお受けになった患者さまの症例です。

眉山が痩せてしまうと老けた印象に見えがちでしたが、額に脂肪注入を行うことでふっくら丸みができるので、女性らしい洗練された横顔が作れます。
なお、ヒアルロン酸注射でも丸みを出せますが、脂肪注入の方がより効果が持続します。
脂肪注入は、ほぼダウンタイムなしで施術可能です。お気軽にご相談ください。

費用

¥220,000(税込)
※2部位以上の施術で20%オフ
リスク・副作用・合併症:腫れ、内出血、感染、壊死、左右差、定着率に個人差など

治療の流れ

step 1医師による診察・
カウンセリング(無料)

当院ではカウンセリング料や初診料は不要ですので、患者さまのお悩みやご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまのお顔の状態を詳しく診察した上で、ご要望に「脂肪注入が適しているのか?」「どこに注入するのがおすすめか」についてお話しさせていただきます。
また、施術の流れ、治療リスク・麻酔方法・注意点についても、詳しくご説明させていただきます。※治療内容にご納得いただいてから施術を行います。
なお、カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。
事前のお申し出がない場合、お受けいただけないことがございます。

step 2麻酔

脂肪の採取および脂肪注入は、極細針を用いた局所麻酔(痛みを抑える注射)下で行います。
当院では、ダブル麻酔に対応しています。
ご希望があれば、オプションとして笑気麻酔(鼻から吸うタイプの不安を和らげる鎮静麻酔)もしくは体の負担が少ない「静脈麻酔」(意識レベルを低下させて眠らせる麻酔)をすることも可能です。オプションはそれぞれ予約制で笑気麻酔5,500円(税込)、静脈麻酔66,000円(税込)となります。
※痛みの感じ方には個人差があるため、少し痛みを感じる方もいらっしゃいます。

step 3施術

当院では、自然で美しい仕上がりとなるよう丁寧な施術に努めています。(施術時間:約90分)

  • 脂肪吸引
    主に太もも内側・お腹から脂肪を採取します。採取後は糸で縫合します。
  • 脂肪注入
    デザインに沿って注入します。左右差がないよう、バランスを取りながら施術します。
step 4クーリング

ガードルやテープにて固定を行い、ご帰宅となります。
また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。

施術後の過ごし方

  • 施術当日は、入浴・メイクNGです。
    ※ただし、短時間のぬるま湯でのシャワーはOKです。入浴は施術1週間後からOK。
  • メイクは施術翌日からOKです。
    ※患部はこすらないよう注意してください。
  • 一時的に注入部分の熱感・腫れ・痛みを感じることがありますが、次第に落ち着きます。
  • 脂肪吸引した部分に痛み・内出血がみられる場合がありますが、痛みは数日、内出血は1週間程度で解消していきます。
  • 痛みなどを抑えるためのお薬をお出しするので、服用してください。
step 5経過観察

施術1か月後に経過観察を兼ねて、診察をさせていただいております。
※モニター様でない場合、特に問題なければ「診察なし」でも構いません。

脂肪注入の注意点

注入した脂肪は、ある程度吸収される

脂肪注入は、脂肪幹細胞の移植となります。
お顔は血行が良いため、他の部位に比べると定着率は高い傾向にありますが、定着率100%とはならず、平均して40~60%程度とされています。(※個人差あり)
そのため、通常は多少吸収されることを見込んで、わずかに多めに注入します。一般的に、吸収が落ち着くまで施術後2~3か月かかります。
とはいえ、多めに注入しすぎると、その分吸収が落ち着くまでの時間も長くなるため、腫れている(むくんでいる)期間が長く感じることや、よく定着した場合に若干たるみにつながるリスクがあります。
当院では、術後の美的観点も配慮した注入量で施術しています。

よくある質問

脂肪注入ではどのくらいダウンタイムがありますか?

個人差や部位による差がありますが、多少のむくみ(腫れ)が施術後3日~1週間程度あります。また、ヒアルロン酸注射での施術時より、脂肪注入量はやや多いので、ヒアルロン酸注射と比べると、腫れ感を強く感じる方もいらっしゃいます。

ヒアルロン酸注射によるへこみ・窪み・シワなどの改善との違いはなんですか?

ヒアルロン酸注射でも脂肪注入と同じような効果が期待できますが、脂肪注入との大きな違いは、「効果の持続期間」「肌質改善の有無」です。
ヒアルロン酸注射はダウンタイムがほとんどなく、手軽に受けられる「プチ整形」として人気ですが、時間経過(半年~2年程度)により吸収されるため、効果を維持するには半年~1年ごとに注入する必要があります。
一方、脂肪注入では生着した分は半永久的に効果が持続するため、基本的に1回の注入となります。※患者様の脂肪の性質によっては2~3回必要なこともあります。
また、注入する脂肪に含まれる脂肪由来幹細胞によって、成長因子の分泌が促進されるため、肌質改善の期待もできます。

「自分にはどちらが良いのか分からない」とご不安な方もいらっしゃるでしょう。
是非、無料カウンセリングにお越しください。
医師がご相談者さまのお顔の状態を詳しく診察して、どちらがご要望に適しているか、アドバイスさせていただきます。お気軽にご相談ください。

脂肪注入後に脂肪を除去することはできますか?

原則的に元に戻すことはできません。
脂肪注入はヒアルロン酸注射のように薬剤(異物)を入れているわけではなく、「組織移植」のひとつです。注入する脂肪に脂肪幹細胞が含まれているので、注入後数日で新しい毛細血管ができ(生着)、施術から約2~3か月経過すると周りの組織に馴染み安定します。
どうしても脂肪を除去したい場合には、切開で取り除くもしくは脂肪溶解注射を何度か注射する必要があります。

担当医師からのひとこと

お顔の脂肪注入では「定着率」と「滑らかさ」が大切です。
当院では適切な層へフレッシュな脂肪を繊細に注入するので、ハリのある若返ったお顔にすることが可能です。また、目の下の脂肪注入後に多いトラブルを含め、お顔の脂肪注入だけでなく、脂肪吸引後の修正を悩まれている患者様も数多く診ております。
解剖学的構造を熟知している当院医師にまずはご相談ください。