美容外科 – お顔(Face)の悩み改善
リフトアップ(フェイスリフト:切開)
「最近、顔がたるんできた」「昔と比べて、顎のラインが違ってきた」「ほうれい線が目立ってきた」「首のシワが目に付く」など、加齢、輪郭手術後、お顔の脂肪吸引後などはご自身のお顔に「昔以
前とは違う変化」を感じられる方が増えてきます。
年齢を重ねるごとに皮膚の変化が少しずつ現れ始め、30代くらいから若い頃のようなハリのあるキレイな丸い輪郭が失われてしまうことも少なくありません。
そんなお顔のたるみ・シワには、切開によるお顔のリフトアップ「フェイスリフト(切開)」がオススメです。フェイスリフト(切開)は耳付近の皮膚を切開して、可動性のよいSMASを引き上げて結果に、余った皮膚を無理に引っ張らずに切除します。垂れ下がった頬・首などお顔全体を引き上げます。
当院では切開によるフェイスリフトとして、数センチのわずかな切開で頬のたるみを引き上げる「ミニマムリフト」からフェイスライン・口角・首にかけてのお顔全体のたるみを引き上げ、シワを改善させる「フェイスリフト+ネックリフト」まで、
患者さまのご要望に合わせた7つのメニューをご用意しています。
また、施術ではできるだけダウンタイム*1が短くなるよう配慮していますので、お気軽にご相談ください。
*1ダウンタイム:腫れや赤みがなくなって、これまでのような日常生活を送れるようになるまでの時間
フェイスリフト(切開)とは?
お顔のたるみ・シワは、マッサージやツボ押し、紫外線対策などセルフケアによって改善する場合がありますが、即効性があるとは言えず、大きな改善をもたらすことが難しいのが実情です。
即効性のあるリフトアップ手段として、美容外科では「フェイスリフト(切開)」治療を行っています。
フェイスリフトの概要
お顔のたるみやシワは、皮膚・軟部組織(筋肉や腱など)・骨格の老化、顔の形、肌の性質、生活習慣などの要因が複雑に組み合わさることによって発生します。
お顔のたるみ・シワを改善させる治療法のひとつに「フェイスリフト(切開)」があります。
切開によるフェイスリフトは「切開リフト」とも呼ばれます。術式にもよりますが、「5~10年前のお顔を取り戻す治療法」として実は約100年以上の歴史があり、少しずつ術式が改良されながら今日に至っています。
フェイスリフト(切開)では、こめかみや耳の周りから耳の後ろの生え際あたりを切開して、顔のたるみを引き上げます。とはいえ、頬や首のたるみを改善させるために、単に余った皮膚を切り取って縫い縮めても、時間が経てばまた皮膚が伸びてしまうため、長続きしません。
近年では、皮膚の奥にある顔の表情筋と連動している「表在性筋膜(SMAS:スマス)」を引っ張ることで、皮弁法よりは吊り上げ効果が期待できる「SMAS法」が主流です。
しかしながら、このSMAS法は手術時間とダウンタイムが短くリスクがほぼ無いものの、SMASの下で行うリガメント処理ができないため、引き上げ効果が弱い、持続期間が短い、後戻りが大きいなどのデメリットがあります。
当院ではSMAS法に加えてより効果と持続を求めたSMASectomy法(スマセクトミー法)やdeep plane(リガメント法)を取り入れています。
フェイスリフトによって、お顔全体が引き締まってスッキリした印象に変わり、シワが改善されるとお肌にハリが出るので、毛穴も目立ちにくくなってメイクののりが良くなります。
また、フェイスリフトには、切開する場所や期待できる効果の範囲によって、いくつかのメニューに分かれています。
図:当院のフェイスリフト各種メニューイメージ
フェイスリフトのメリット:スッキリ若々しい印象になる、セルフケアと比べて即効性が高い、切らないフェイスリフト(糸リフト・注射など)と比べて効果の持続が期待できる
フェイスリフトのデメリット:皮膚を切開する、腫れ・赤みなどの一時的なダウンタイムがある、費用がかかる、切らないフェイスリフトと比べてダウンタイムを長く要する
当院のフェイスリフト
当院では、毎日のようにフェイスリフトの施術を行っております。
患者さまのご希望に合わせて、様々なフェイスリフトメニューをご提供しております。
ミニマムリフト(小切開リフト)
耳のつけ根部分の皮膚を2~3㎝ほど切開して、頬のたるみを引き上げる手術。
傷跡が目立ちにくく、ダウンタイムは短い傾向にありますが、通常のフェイスリフトと変わらないこともあります。
たるみが少ない方で、少しだけフェイスラインのたるみを改善したい方におすすめです。
適応症状:フェイスラインのたるみ
施術時間:90分~
ダウンタイム:1週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、左右差、傷跡、神経障害、感染など。
耳の上側の付け根部分を切開します。
図:ミニリフト イメージ
ミドルリフト(小切開リフト)
耳の付け根からこめかみに向けて切開します。ミニマムリフトと比べると中顔面(チークや、ほうれい線あたり)への効果が高くなります。フェイスラインだけでなく、中顔面の引き上げをお望みの方におすすめです。
適応症状:フェイスラインのたるみ、ほうれい線
施術時間:約90分~120分
ダウンタイム:1週間~2週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、左右差、傷跡、神経障害、感染など。
こめかみから耳の付け根部分を切開します。
図:ミドルリフト イメージ
ミドルリフトプラス(小切開リフト)
価格:¥605,000(税込)
deep planeのSMASへのエントリーポイントから引き上げるので、他の小切開リフトより引き上げ効果が高く、結果として余剰皮膚の切除量が増えます。
切開線は耳珠(耳前の軟骨)の下までとなります。
従来のミドルリフトより引き上げ力、余剰皮膚の切除量、維持力が向上した術式です。ダウンタイムは、ほぼ変わりません。
フェイスリフト
傷跡を目立たないようにするための工夫として、切開線は耳珠(じじゅ:耳の穴の前の出っ張り部分)の後ろを通すようにして(retrotragul incision)、余剰皮膚の切除や脂肪組織の除去を行い、当院オリジナルのテクニックを用いて丁寧に縫合します。
SMASectomy (可動性のよい部位のSMASをS状に切除する)ではしっかりSMAS(皮膚の奥にある表情筋と連動する筋膜)を引き上げ、高い効果が期待できます。
さらに、Deep Plane でのフェイスリフトでは、リガメントの処理が行えるので最大限の効果と長期持続が望めます。
傷跡は当院オリジナルのテクニックを用いて、目立たないように仕上げます。
適応症状:顔全体のたるみ、頬のたるみ、口角のたるみ、フェイスラインのたるみ、肌のハリ
施術時間:約270分
ダウンタイム:2週間~4週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、左右差、血腫、硬縮、浸出液の貯留、傷跡、神経障害、感染など
- フェイスリフト(SMAS法)180分~ ¥715,000
SMASのPlicationをしたのちに余剰皮膚を切除します
SMASの下の層には入らないので、リガメントの処理は行えません - フェイスリフト(SMASectomy法)210分~ ¥770,000
SMASの一部を取り除き、SMASの下の層で少しリガメントを処理して、より動きの良いSMASの部分を引きあげます - フェイスリフト(Deep plane(リガメント)法)270分~ ¥880,000
動きの良い部分のSMASの下のリガメントを切離したのちにSMAS弁を作成し引きあげます
こめかみ~耳の付け根~耳の裏側(耳たぶの裏側:点線部分)まで切開することが多い。
図:フェイスリフト イメージ
こめかみリフト
こめかみ(髪の毛の中、もしくは生え際)を切開して、余剰皮膚の切除と側頭筋膜を引き上げることによって、こめかみや目尻のたるみの改善を行います。
適応症状:垂れたチーク、目尻のたるみ、肌のハリ
施術時間:約120分
ダウンタイム:1週間〜2週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、瞼の腫れ、内出血、血腫、硬縮、左右差、傷跡、神経障害、感染、脱毛など
髪の毛の中のこめかみ部分を切開します。
図:こめかみリフト イメージ
ディープネックリフト(deep neck lift/ディープネックリフト)
広頚筋を剥離して皮弁を作成しあご下から首にかけて強烈に引きしめます。
首のたるみ・縦ジワだけではなく、あご下のたるみなどフェイスラインも引き上げます。
適応症状:あご下のたるみ、首のたるみ・縦ジワ
施術時間:約210分
ダウンタイム:2週間~4週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、硬縮、浸出液の貯留、左右差、傷跡、神経障害、感染など
ネックリフト(筋膜の縫縮)
耳たぶの少し前面~耳の後ろ~髪の生え際部分にかけて、傷跡が目立ちにくいデザインで切開します。
広頚筋の剥離と皮弁作成は行いません。
適応症状:あご下のたるみ、首のたるみ・縦ジワ
施術時間:約210分
ダウンタイム:2週間~4週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、硬縮、浸出液の貯留、左右差、傷跡、神経障害、感染など
耳の裏側(点線部分)から髪の毛の生え際まで切開します。
図:ネックリフト イメージ
フェイスリフト+ネックリフト
フェイスリフトとネックリフトを組み合わせて行います。
フェイスライン、口角(マリオネットライン)、首にかけて、お顔全体的のたるみを引き上げます。
フェイスリフト(deep plane/リガメント法)の場合は、ディープネックリフト(deep neck lift)で行い
ます。
適応症状:顔全体のたるみ、頬のたるみ、ほうれい線(deep plane/リガメント法のみ)、あご~首のたるみ・縦ジワ、口角、肌のハリ
施術時間:約330分
ダウンタイム:2週間~4週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、硬縮、浸出液の貯留、左右差、傷跡、神経障害、感染など
こめかみ~耳の付け根~首の後ろの襟足部分まで切開します。
図:フェイスリフト+ネックリフト イメージ
ペリカン手術
ペリカン手術は、ペリカンの「のど袋」のように、あごの下の筋肉のゆるみが強く、下顎と頚部
のなす角度が鈍い方や縦に筋が寄る方におすすめしたい治療法です。
別名「顎下筋肉縛り」とも呼ばれ、余分な脂肪の除去や弾力を失った首の筋肉(広頚筋:こうけいきん)*3を縛って固定して、二重あごを改善させます。
*3広頚筋:あごの下から首・胸の上部まで繋がっている筋肉。
脂肪吸引では除去できない広頚筋の下にある脂肪も除去することが可能です。
ペリカン手術ではあごの下のシワに沿って横に切開して、左右の広頚筋を寄せます。
切開線はあごの内側なので、上を向かない限り見えない位置です。
適応症状:あご下のゆるみ(オトガイの下のゆるみ)(基本的に皮膚のあまりは
ネックリフトが適応となります) 下顎と頚部をキレイに整えたい方
施術時間:約120分
ダウンタイム:2週間~4週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、硬縮、浸出液の貯留、感染、引きつれ、神経障害など
図:ペリカン手術 イメージ
あご下リフト (Jawline lift/ジョーラインリフト)
あごリフトは、フェイスリフト(基本的にdeep plane)を行う方で、さらにあご下やあごのライン(jawline)のたるみも改善したい方におすすめの治療です。フェイスリフトの切開部分を利用して、あご下の広頚筋を剥離し皮弁を作成して引き上げます。行っている内容は
deep neck liftと同じです。
(※あご下リフトはトータルフェイスリフトのオプションメニューです。単独施術は原則お受けいただけません)
適応症状:あご下のたるみ(下顎のライン)(jawline)
施術時間:約90分
ダウンタイム:2週間~4週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、硬縮、浸出液の貯留、感染、引きつれ、神経障害など
顎下余剰皮膚切除
顎下のゆるみを気にされている方で皮膚も少々たるんでいる方は皮膚切除を行います。
通常ははペリカン手術(顎下筋肉縛り)との併用、脂肪が多い方は脂肪吸引との併用が効果的です。
適応症状:あご下のたるみ(オトガイの下のたるみ)
施術時間:約60分
ダウンタイム:2週間~4週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、硬縮、浸出液の貯留、感染、引きつれ、神経障害など
また、患者さまの負担が減るように次のような点に配慮して、フェイスリフト(切開)を行っています。
患者さまの負担が減るような施術
- 痛みを最小限にする(局所麻酔・笑気麻酔・静脈麻酔・全身麻酔・痛み止め/腫れ止め点滴)
- できるだけ腫れや赤みが少なく、傷跡が目立ちにくい術式の実施
- 短時間での施術(約60分~210分、切開箇所によって異なる)
- 使用する針への配慮(極細針)
患者さまに合った自然なフェイスラインに仕上げる
- 適度な皮膚切除と筋肉の引き上げ
フェイスリフト(切開)をおすすめしたい方
フェイスリフト(切開)は、次のような方におすすめです。
- 顔のたるみが気になる
- 小顔にしたい
- 面長が気になる
- 顔がボコボコした感じになってきた
- たるみによる毛穴の開きが気になる
- ほうれい線<--、ゴルゴライン-->が気になる
- 首のたるみ・縦ジワが目立つ
- あご下のたるみをスッキリさせたい
- ダウンタイムがあっても、一度の施術で顔のたるみを大きく改善したい
- 切らないたるみ取り(ヒアルロン酸注射・糸によるリフトアップ・HIFUなど)では、満足な結果を得られなかった
- 他院での切開リフトで効果を得られなかった。
症例写真
当院で「フェイスリフト」をお受けになった患者さまの症例です。
フェイスリフトは、当院の他ののフェイスリフトメニューと比べて、ダウンタイムを長く要します。
しかし、たるみ度合いが大きい場合にはSMAS法では不可能な「リガメント」*4と呼ばれる、皮膚と骨を繋ぐじん帯も一緒に切除する術式の選択が可能なので、その分しっかりと引き上げて、すっきりしたフェイスラインを実現します。
「SMASectomy」*5や上記の「Deep Plane」法*6で主に行っています。
*4リガメント:皮膚とSMASや骨とをつなぐじん帯。SMASの下の剥離と一緒にリガメントを切離することで、たるみの大幅な改善および術後の固定力を高める。フェイスリフト(deep plane/リガメント法)の施術のみ可能
*5SMASectomy:SMASの一部を切除し、より引き上げ力、持続力ともに優れている
*6DeepPlane法:SMASの下を剥離し、SMAS皮弁を挙上するので、さらに効果的である一方、腫れは強くなる。基本的にフェイスリフト(deep plane)+ネックリフト(deep neck lift)の施術で行う
当院では、患者さまにご希望に寄り添った「フェイスリフト」メニューをご提案させていただいております。
費用:\880,000円(税込) リスク・副作用・合併症:痛み、腫れ、内出血、血腫、硬縮、浸出液の貯留、引きつれ、神経障害、感染など
治療の流れ
当院では初回のカウンセリング料や初診料は不要ですので、患者さまのお悩みやご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまのお顔のたるみ具合を詳しく診察した上で、ご要望に「フェイスリフト(切開)が適しているのか?」についてお話しさせていただきます。
また、治療法、施術の流れ、治療リスク、麻酔方法、注意点について、詳しくご説明させていただきます。
また、カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。
事前のお申し出がない場合、お受けいただけません。
当院では痛み対策として、全ての施術に極細針を用いた局所麻酔(痛みを抑える注射)を行っております。
また、痛みをより抑えてお受けいただけるよう、様々な痛み対策に対応しております。
局所麻酔に加え、オプションとして次のような麻酔・点滴を追加することが可能です。いずれも予約制ですので、事前にお申し出ください。
- 笑気麻酔
鼻から吸うタイプの不安を和らげる鎮静麻酔。短時間の施術の際におすすめです。6,600円(税込) - 静脈麻酔
体の負担が少なく、意識レベルを低下させて眠らせる麻酔。フェイスリフトやネックリフト、ペリカン手術の際におすすめです。66,000円(税込) - 全身麻酔
静脈麻酔よりも深く麻酔がかかり、人工的な呼吸管理をするため、完全に意識と痛みを取り除くことができます。術後数時間、院内でお休みいただく必要があります。132,000円(税込) - 痛み止め・腫れ止め点滴
痛み止めや止血効果のある成分を含んだ点滴です。内出血や腫れ・痛みの軽減作用が期待できます。笑気麻酔に追加することもできます。静脈麻酔や全身麻酔の際は必須となります。11,000円(税込)
当院ではたるみ具合・皮膚の厚さなどを考慮しながら、さらに傷や傷跡が目立ちにくいよう独自に工夫・改良したデザインで切開をしています。また、全体的なバランスなども調整しながら自然なフェイスラインとなるよう仕上げています。
なお、傷の縫合には、「抜糸あり」と「抜糸なし(溶ける糸)」がお選びいただけますが、通常「抜糸あり」をおすすめしています。※抜糸なしは費用がかかります。
(施術時間はメニューによって異なる上、個人差により前後します。通常約60分~5,6時間)
患部を冷やして、腫れや組織を落ち着かせた後、必要に応じて傷にテープ・フェイスバンドなどを着用してご帰宅となります。
また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。
施術後のテープや腫れなどが気になる方は、施術時にあらかじめ帽子・スカーフなどをご持参いただくと良いでしょう。
- 施術当日の化粧・洗顔・入浴・アルコールはお控えください。
※翌日以降、傷をこすらないように注意。シャワー浴はOK。(洗顔、洗髪も翌日からOK) - 入浴や飲酒・激しい運動など血行が良くなる行為は、施術後1週間程度お控えください。
- 痛みや腫れなどを抑えるためのお薬(抗生物質・痛み止め・軟膏目薬など)をお出しするので、服用してください。
- 頭を高くして眠るようにすると、腫れを軽減しやすくなります。
- 術後2~3日はフェイスバンドを必ず使用してください。(できれば1週間程度)
抜糸および経過観察として、術後1週間後にご来院いただいております。なお、抜糸なしで施術した場合には、特に問題がなければ術後1週間後のご来院は不要ですが、経過チェックとして来院することをおすすめいたします。
施術1か月後に、経過観察も踏まえた診察をさせていただいております。
※モニター様でない場合、特に問題なければ「診察なし」でも構いませんが、術後検診をお勧めしております。
フェイスリフト(切開)の注意点
フェイスリフト(切開)は皮膚を切開して、たるんだ組織を引き上げるため、ダウンタイムは必ず発生します。術後、傷跡が赤くなることがありますが、3~6か月程度で目立ちにくくなります。
最大のリスクとも言えるのが、顔面神経麻痺です。この神経を損傷しないように丁寧に正しい層で剥離して、SMASの下でリガメントを切離する場合は神経刺激装置を使用して極力安全に努めています。万が一、神経障害が出た場合は80%~100%くらい機能改善しますが6か月程度の期間を要します。
また、痛みは1週間程度、腫れ・内出血は2週間ほどみられる場合がありますが、次第に落ち着いていきます。症状が続くなど気になる点がありましたら、お気軽に医師またはスタッフまでご相談ください。
なお、たるみ具合や皮膚の厚さなどには、個人差があります。
さらに、同じ方でもたるみは左右対称ではなく、右側と左側では差があるものです。
当院では患者さまのたるみ具合や皮膚の状態などをしっかり診察した上で、ご希望に寄り添った治療法をご提案させていただいております。
お顔や首のたるみ、ゴルゴライン、ほうれい線など、「昔と顔が変わってきた」と変化を感じる方は、一度お気軽にご相談ください。
よくある質問
フェイスリフト(切開)は、お顔を変える手術ではありません。
フェイスリフト(切開)は、たるんだ組織と皮膚の奥の筋膜から引き上げることで、加齢によって起こった変化(たるみ・シワ)を修正して、「5~10年若かった頃のお顔を取り戻す手術」となります。
特にお顔のたるみが強い方は、フェイスリフトとネックリフトを行うことでお顔全体がスッキリして、お肌のハリも良くなり、より効果を実感できるでしょう。
フェイスリフト(切開)では、耳の前あたりの皮膚を切開する必要があります。しかし、切開は耳のシワ・くびれなどに沿って行うので、特に事情を知らない他人からは気づかれにくいです。
施術2~3か月程度は赤みがありますが、時間の経過とともに白い線になっていきます。
ただし、施術直後~1週間程度(特に3~4日)、腫れ・内出血などがみられることがありますので、気になる方は施術後すぐに人に会わなくて済むように調整されると良いでしょう。
切開によるフェイスリフトの効果の持続期間は、個人差がありますので一概に言えません。
フェイスリフトでは切らないフェイスリフトと比べて長く効果が持続し、術式にもよります
が「10年程度」とされています。
その間、加齢によって少しずつたるみ・シワなど変化が出てくる部分もありますが、フェイスリフト(切開)を行われた方のほとんどは「同年代の方と比べて、若く見られる」と満足されていらっしゃいます。
施術後すぐにコンタクトレンズを使用していただいて構いません。
ただし、装着中に違和感などある場合には、しばらく使用を中止されることをおすすめします。
一番のポイントは「どんな加齢変化について悩んでいるのか?」を明確にすることです。「頬のたるみが気になる」「ほうれい線を薄くしたい」など具体的に医師にお話しください。 ご希望に対し、しっかり診察させていただいた上で患者さまにとって有益なフェイスリフト術をご提案・ご説明させていただきます。
当院では、患者さまとの信頼関係の構築を第一に、丁寧な医療の提供を心がけております。 カウンセリング料は不要なので、何でもお気軽にご相談ください。
担当医師からのひとこと
当院では毎日のように切開のフェイスリフトの手術を行っております。美容経験豊富な医師によりいかに綺麗にリフトアップするかを日々精進しながら行っております。たるみが気になる方は一度ご相談ください。最大限引き上げていきます。
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