美容外科 – 身体(Body)のお悩み改善
脂肪吸引
「この脂肪がどうしても嫌だ」「この部分だけ、なぜか脂肪が落ちない」など、セルフケアによる「痩身」でなかなか思うような効果を得られなかった経験は、ありませんか?
また、「一気に脂肪を落としたい」「できるだけ早く美しい身体になりたい」と、思ったことはありませんか?
美容外科では、エステサロンとは異なる「医療痩身」を行っています。
様々ある痩身方法の中で、効果的で確実な方法として行われているのが「脂肪吸引」です。
脂肪吸引は、その名の通り、専用の器具で直接脂肪を吸引して、物理的に脂肪細胞を減らせる方法です。一般的なセルフケアでは落ちにくい深層部の脂肪まで除去できるので、太りにくい身体に近づけ、部分痩せも実現できます。
当院ではできるだけ痛みに配慮しながら、お悩みの部位を細く美しくするための施術を行っております。
お気軽にご相談ください。
医療痩身とは?
引き締まった身体にする「痩身施術」は、医療機関で行う「医療痩身」とエステティックサロンなどで行う「痩身エステ」に分けられます。
医療痩身
医療機関で行う治療。医療従事者によって、厚生労働省やアメリカFDA(日本でいう厚生労働省のような機関)に認可された医療機器・薬剤などを用いて行います。
目的:医学的根拠に基づいた方法で、脂肪を減少させます
痩身エステ
エステティックサロンで行う施術。マシンの使い方などトレーニングを受けたエステティシャン(特別な資格は不要)によって、自身の手技マッサージやエステマシンを使ったマッサージ・サプリメント(医薬部外品)の提供を行います。
目的:代謝を促進させるなど痩せやすい体づくりのサポートや体質改善を目指します
医療痩身では、医学側面から余分な脂肪を減らして見た目(体形)を改善させることを主眼としているため、痩身エステと比べて、より早く痩身効果の実感ができるとされています。
脂肪吸引とは?
様々ある医療痩身の中でも脂肪減少の確実性が高いとされているのが、余分な脂肪を物理的に除去する方法「脂肪吸引」です。
脂肪吸引は約45年前にフランスで開発され、日本で行われるようになってから約20年が経過しました。この間、吸引用器具の改良が重ねられ、ドクターの技術向上も相まって、昔と比べて脂肪吸引治療は著しく進歩しており、より身体への負担が少ない施術となっています。
とはいえ、脂肪吸引は、知識・ドクターの技術力によって、痩身効果だけでなく痛み・腫れなど術後にも大きな差が生まれる治療法です。
信頼できるドクターの元で施術を受けることが何より大切です。
脂肪吸引の概要
私たちの身体に付いた脂肪(皮下脂肪・内臓脂肪)は、「脂肪細胞」と呼ばれる細胞の集まりです。
一般的なダイエットやエステサロンでの痩身では、脂肪細胞を小さくすることは可能ですが、細胞の数自体は減らせません。
脂肪吸引では、余分な脂肪細胞を器具で吸引するので、一気に・確実に数を減少させることが可能です。さらに、仕上がりをデザインできるので、全体的なバランスを見て、理想的なプロボーションを作り出すことも期待できます。
なお、現在、脂肪吸引には2つの方法があります。
機械を使って、細い管(カニューレ)から吸引する方法
カニューレの先に穴が開いていて、機械の力で吸引するので、短時間で多くの脂肪を吸引することが可能です。大量に吸引できる一方で、手動式と比べてダウンタイムに必要な時間が多く必要となります。
なお、近年は吸引する脂肪を超音波で液状化させる、ジェット水流で分離させるなど機種によって多少の違いがみられます。
手動で吸引する方法
陰圧のかかる注射器で、手動で優しく吸引します。機械式と比べて、医師の技術力が効果に大きく関係する手法です。手作業だからこそ、吸引する際の圧力や量(数cc単位)を都度細かく調整できるので、左右差・吸引部位の凸凹がない美しい仕上がりが期待できます。
また、皮下組織・血管などを傷つけずに施術できるので、痛みや腫れ・出血が少なく済み、術後の回復も早い特徴があります。ただし、大量の脂肪吸引が必要となる部位(お腹・太ももなど)には不向きです。
医療機関によって採用している器具や方式が異なりますが、いずれの方式でも施術する医師の技術力・患者さんの脂肪の状態によって、効果に個人差が生じます。
脂肪吸引のメリット:脂肪細胞自体を減らす、太りにくい体質になる(リバウンドしにくい)、プロボーションのデザイン可能、ピンポイントで部分痩せが可能、他の痩身方法と比べて1回で効果が期待できる、食事制限・運動なしでサイズダウンが期待できる
脂肪吸引のデメリット:一時的に痛み・腫れなどのダウンタイムがある、費用がかかる、期待通りの効果に仕上がらない場合がある、血栓など重篤な副作用が起こる可能性がゼロではない
図:脂肪吸引 適応部位例
当院の脂肪吸引
当院の脂肪吸引では、部位によって吸引方式を選択して施術しています。
身体の様々な部位には、機械式のカニューレを使って、短い時間で素早く脂肪を吸引していきます。また、繊細なお顔には、医師が手動で丁寧に細かく脂肪を吸引する「シリンジ法」にて施術を行っています。
当院では、患者さまのご希望に寄り添いながら、術後の美的観点も配慮した吸引部位やデザインをご提案しております。
なお、1回の施術で行える吸引箇所は、患者さまの脂肪量によって異なります。複数部位をご希望された場合でも、吸引量が多くなるケースでは複数回に分けて施術することがあります。
適応部位:頬、頬骨上、あご下、肩、二の腕、わき後ろ(二の腕の付け根)、上腹部、下腹部、側腹部、腹部全体(肋骨上を含む)、肋骨上、腰、背中、恥骨上、太もも(前・後ろ・内側・外側)、太もも全体(膝を含む)、膝、臀部、上臀部(腰下)、下腿(膝から足首)、足首
施術時間:約15分~90分 ※部位によって異なる
ダウンタイム:約1か月
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、感染、傷跡、出血など
図:吸引した脂肪
脂肪吸引をおすすめしたい方
脂肪吸引は、次のような方におすすめです。
- 1回の施術で脂肪を減らしたい
- 他の治療法で思うような効果が出なかった
- ピンポイントで痩せたい、部分痩せがしたい
- 効果が長続きする治療をしたい
症例写真
当院で、二の腕・肩の脂肪吸引をお受けになった患者さまの症例です。
また、こちらは頬の脂肪吸引を行った患者さまです。
ジョールファット(口角下のふくらみ)やフェイスラインともに、しっかり脂肪を取ります。
手術直後なので腫れていますが、施術前よりスッキリしたのが分かります。
脂肪吸引は、大まかに次のような経過を辿ります。(※部位によって異なるケースもある)
直後:ほっそり
↓
1週間:腫れる
↓
1か月後:細くなる・硬くなる
↓
3か月後:仕上がり
当院は傷跡、仕上がりだけでなく、痛みの少ない手術を行っておりますので、痛みが心配な方もご相談ください
<費用>
二の腕 ¥275,000 (税込)
肩 ¥165,000 (税込)
頬 ¥165,000(税込)
リスク・副作用・合併症:痛み、腫れ、内出血、引きつれ、感覚障害、感染、傷跡など
治療の流れ
カウンセリング(無料)
当院ではカウンセリング料や初診料は不要ですので、患者さまのお悩み・ご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまの気になる部分の脂肪の状態を詳しく診察した上で、ご要望に「脂肪吸引が適しているのか?」「どこを吸引するのがおすすめか」についてお話しさせていただきます。
また、施術の流れ、治療リスク・麻酔方法・注意点についても、詳しくご説明させていただきます。※治療内容にご納得いただいてから施術を行います。
なお、カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。
事前のお申し出がない場合、お受けいただけないことがございます。
仕上がりをイメージするため、「どのパーツから、どれだけの量を取り出すか?」を細かく丁寧にマーキングを行います。
図:吸引予定箇所のマーキング例
脂肪吸引は、極細針を用いた局所麻酔(痛みを抑える注射)下で行います。
ダブル麻酔にも対応しているので、ご希望があれば、オプションとして笑気麻酔(鼻から吸うタイプの不安を和らげる鎮静麻酔)もしくは身体の負担が少ない「静脈麻酔」(意識レベルを低下させて眠らせる麻酔)をすることも可能です。
また、腹部や太ももなど広範囲の脂肪吸引では、静脈麻酔と硬膜外麻酔を併用して行います。
オプションはそれぞれ予約制で笑気麻酔5,500円(税込)、静脈麻酔66,000円(税込)、硬膜外麻酔55,000円(税込)となります。
※痛みの感じ方には個人差があるため、少し痛みを感じる方もいらっしゃいます。
専用器具で脂肪を丁寧に吸引していきます。
吸引する際の切開口にカニューレなどの吸引管を何度も挿入する必要があることから、当院では切開口の皮膚を傷つけないよう「スキンプロテクター」をして、摩擦による色素沈着を防ぐように努めています。
当院では、自然で美しい仕上がりとなるよう、デザインに沿って左右差のバランスを取りながら、細かく丁寧に施術をしています。(施術時間:約15分~90分)※部位によって異なる
静脈麻酔などを行った場合、施術直後はまだ眠気がある状態となりますので、30分程度お休みいただきます。その後、腫れ・内出血を少なくするために吸引部位を包帯・サポーター・ベルトなどで圧迫してからご帰宅となります。
また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。
<施術後の過ごし方>
- 施術当日は、入浴(シャワー)・洗髪NGです。
※シャワー・洗髪などは翌日から、入浴は施術1週間後からOK。 - お顔の施術では、メイクは手術翌日から可能です。
- 圧迫物(サポーター・ベルト・包帯など)は、痛み・内出血などの軽減、効果向上のため術後1か月程度装着しましょう。
- お体への施術では、1~2週間、痛み・腫れ・皮膚の硬さ(ツッパリ感)によって、普段の動作が行いにくくなります。ゆっくり無理のない範囲で行動してください。
- 内出血が術後2週間程度みられますが、次第に落ち着きます。
- 術後1週間程度、飲酒は控えましょう。
- 痛み止めや抗生剤などのお薬をお出しするので、服用してください。
腹部・太ももの施術の場合には、3日後に圧迫状態などの確認のため、ご来院ください。
顔以外の施術では、施術約1週間後に抜糸を行うので、ご来院ください。
また、全ての部位で施術1か月後に経過観察を兼ねて、診察をさせていただいております。
※上記は通院目安なので、患者さまの状態によっては異なる場合があります。
脂肪吸引の注意点
施術後1か月くらいは、効果が分かりにくい
吸引直後はどうしても腫れますので、効果が分かりにくいです。
腫れやむくみは、重力によって施術部位よりも下に出ます。
例)腹部の施術→お尻・陰部など
太ももの施術→膝・ふくらはぎ・足の甲など
また、術後1~2週間は、傷が治っていく過程でみられる、一時的に皮膚が硬くなり、ツッパリ感などがみられる「瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)」が起こります。
しかし、施術1か月程度経ち、ダウンタイムが落ち着いてくれば、効果が実感できるようになりますので、心配ありません。
思い通りの効果がみられないことがある
脂肪吸引は「医師の技術力」が結果に大きく影響を及ぼす施術です。機械式では「脂肪の取りすぎ・取り残し」、手動式では「広範囲への対応は難しい」といった問題が起こり得ます。
吸引する脂肪層の見極めが不十分であると、脂肪が均一に吸引できずに皮膚に凸凹が生じます。また、吸引量自体が少なければ、ダウンタイムが短くなりますが、効果も出ません。ほかにも、部分的に凹む、たるみ・シワができるなど、脂肪吸引の知識や技術の未熟な医師による施術では、思い通りの効果に繋がらないケースがみられます。
当院では、脂肪吸引で大切なポイントは「医師の丁寧さ」「どこまで取るか」「デザイン」の3点にあると考えています。
患者さまのご要望を詳しく伺った上で、美しい仕上がりとなるようデザインをご提案しています。また、シルエットを意識して左右のバランスを調整しながら、きめ細かいマーキングを行い、施術では医師が吸引量を確認しながら、「しっかり細く!」をモットーに細かく丁寧に吸引しております。
よくある質問
ダイエットにより「脂肪細胞を小さくする」ことは可能です。脂肪細胞の数自体は減りません。そのため、食事を摂りすぎると、小さくなった脂肪細胞が再び大きくなる、いわゆる「リバウンド」に繋がります。
一方、脂肪吸引では脂肪細胞そのものを吸引して除去するので、脂肪細胞の数が減ります。リバンウンドが起こらない上、部分的に痩せることも可能です。
個人差がありますが、痛みのピークは1週間で、強い筋肉痛のような痛みがみられます。
無理に動かなければ、痛み止めの薬で対応できる方がほとんどです。
また、腫れ・内出血・硬さ(ツッパリ感)は施術後1~2週間程度あります。
術後は圧迫着を着用することで、腫れ・内出血の軽減を図り、皮膚の収縮を助けます。
お体の施術であれば、基本的には人目には触れず、お洋服で隠せます。
お顔の施術では、マスクやストールなどで隠していただくと良いでしょう。
翌日からメイクできますので、コンシーラーなどで隠すこともおすすめです。
お仕事の種類、術後の回復力など患者さまごとの状況によっても異なるので、「何日休むべき」とは断言できません。とはいえ、一般的な目安としては、次の通りです。
- 顔
職種に限らず、翌日から復帰される方は多いです。
1週間程度は腫れ・内出血はみられます。 - 二の腕
デスクワーク・接客業・営業職などの方は、翌日から復帰可能です。
ただし、重いものを持ち上げる必要がある方は、数日お休みされることをおすすめします。また、腕を動かす動作で痛みが出る場合があるので、普段よりゆっくり時間をかけて行いましょう。 - お腹
抜糸までは、圧迫と姿勢が大事です。また、貧血・めまい・発熱など体調が優れなくなる可能性のあるため、無理せず安静に過ごすことをおすすめします。
デスクワーク・動きの少ない立ち仕事の方では、3日前後お休みされた方が良いでしょう。
よく動いたり重いものを持ったりする必要がある立ち仕事をされている方は、3日~5日程度お休みした方が良いでしょう。
家事は翌日から可能ですが、普段よりもつらく感じることが多いので、無理のない範囲で行いましょう。 - 太もも
デスクワークの方では翌日から復帰もできなくはありませんが、普段の動作に影響をあるので、念のため2~3日はお休みすることをおすすめします。
動き回る仕事の方も2~3日で復帰可能ですが、痛みやむくみのピークがある1週間はスムーズに動くのは難しいです。何事も普段より時間が必要になることを見越して行動する必要があります。可能であれば、3日~5日お休みするとよいでしょう。
体脂肪率には皮下脂肪以外の脂肪も含まれています。
また、脂肪は水に浮くほどの軽い性質ですので、1,000cc除去したとして、必然的に体重が1kg減るかと言ったら、そうでもありません。
むしろ、術後はむくみによる水分量が増えるため、一時的に若干増えます。むくみが軽減すれば増えた分は戻りますので、心配ありません。
とはいえ、施術された方では施術により手に入れたスタイルを維持するために、これまでの生活習慣の見直しを行う方が多くいらっしゃいます。
その結果、体脂肪や体重が減るなどに繋がることも少なくありません。
シリコンバッグなどの人工乳腺とは異なり、ご自身の脂肪なので異物反応が起こりにくく、定着後は自然な見た目・触り心地となります。
ご興味がございましたら、お気軽にご相談ください。
※別途、脂肪注入の費用が掛かります。