切開リフトのダウンタイムについて|手術後の経過やダウンタイムを長引かせない秘訣を医師が解説!

切開リフトのダウンタイムについて|手術後の経過やダウンタイムを長引かせない秘訣を医師が解説!
お顔のたるみやシワの改善にはフェイスリフト(切開リフト)が効果的です。 切開リフトは広範囲を切開する施術のため、ダウンタイムについて気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、切開リフトのダウンタイムについて、経過や注意点、長引かせないポイントをわかりやすく解説します。ぜひ参考になさってください。  

切開リフトについて

切開リフトは、こめかみや耳の周り~後ろの生え際付近までを切開し、たるみを引き上げる治療法です。お顔や顎下や首のたるみ・シワの改善効果があります。   日本では未だ、表在性筋膜(SMAS)を引っ張るSMAS(スマス)法が主流です。SMAS法はダウンタイムが短めではありますが、後戻りがあり持続期間が思ったよりも短い方がいらっしゃるのが現状です。一方、SMASectomy法(スマセクトミー法)やdeep plane(リガメント法)はリガメント処理を適切に行える医師は限られます。しかし、効果(特にほうれい線)・持続ともにSMAS法よりも優れており、近年では積極的に取り入れております。  

主なダウンタイム症状

傷跡や腫れ、赤み、痛み、内出血、むくみ、などが主なダウンタイムの症状です。   痛みは1週間程度、腫れ・むくみ・内出血は1~2週間程度続く場合があります。ごくまれな合併症として神経障害が出た場合は、約6ヶ月の期間がかかります。もし症状が落ち着かない場合は、早めに医師またはスタッフに相談しましょう。  

切開リフト後の経過スケジュール

切開リフト後の経過スケジュール  

術後1〜3日|強い腫れ・むくみが出やすい時期

施術翌日~5日目までは、強い腫れやむくみが最も出る時期です。熱をもったジンジンとした痛みを感じることもあります。処方された痛み止めを服用し、安静に過ごしましょう。  

術後1~2週間|抜糸とともに日常生活が徐々に可能に

約1週間後に抜糸と経過観察を行います。腫れや痛みが徐々に和らぎ、マスクを着用すれば外出も可能になる程度まで回復することが一般的です。 抜糸をしない施術をされた方でも、経過観察として来院することをおすすめします。 約2週間で腫れや内出血も落ち着いてきます。  

術後1か月以降|完成形に近づく自然な仕上がりへ

フェイスラインが完成形に近づき、手術効果が感じられるようになります。 少しツッパリ感が残ることもありますが、術後3~6か月頃にはほぼ完成の状態となります。  

ダウンタイムを長引かせないためには?

切開リフトのダウンタイムを長引かせないためには、どのような方法があるのでしょうか。注意事項や長引かせないためのポイントをご紹介します。  

やってはいけない行動

術後は、腫れや内出血を悪化させないよう気をつけなくてはなりません。具体的には、血行が促進される入浴やサウナ、飲酒、激しい運動などは控える必要があります。翌日以降のシャワー・洗顔・洗髪については、傷跡を擦らないよう気をつけながらであれば可能です。   また、術後24時間は止血のためにフェイスバンドでしっかりと圧迫してください。抜糸の日まではフェイスバンドは必要です。  

回復を促進する生活習慣

ダウンタイムをより短くするには、生活習慣を意識して回復する力を向上する必要があります。睡眠・食事はもちろんのこと、痛みや腫れへのケアも重要です。   ビタミンCやミネラル、タンパク質が豊富な果物やお肉、大豆製品、緑黄色野菜を摂ることで回復を促進しましょう。また、痛み止めの服用や冷やし方など、医師の指示に従ってケアを継続することも大切です。枕を高くして寝ると腫れやむくみが軽減しやすくなります。数日後からは軽いウォーキングなども回復の促進になります。  

術後の洗顔やスキンケアの方法

術後の肌は、傷を刺激しないように洗顔やスキンケアをする必要があります。擦らないことが大切です。洗顔はよく泡立てた洗顔料で優しく洗い、ぬるま湯で流すとよいでしょう。スキンケアも擦らずにやさしく押さえつけるように化粧水等をつけ、抜糸までは傷口に化粧品を塗布しないように気をつけましょう。傷口は、水圧の弱めのシャワーなどで流して清潔を保ち、医師の指示による薬を塗布してください。  

切開リフトで失敗しないために

切開リフトで失敗しないために 切開リフトで失敗を避けるために、施術前にしっかり確認すべきポイントをご紹介します。  

失敗を避けるための施術前チェックポイント

費用に関して事前にチェックしておくことが重要です。   カウンセリング・手術・麻酔・術後ケアなどが、手術費用に含まれているかどうかを確認しましょう。手術費用とは別途でかかる可能性もあります。また、カウンセリングで医師との認識のすれ違いや、手術方法の選択が本当に自分のなりたい理想イメージに近いかどうかもチェックしましょう。  

症例数が豊富な信頼できる医師を指名する

後悔しないためには、まず信頼できる医師を選ぶことが大切です。信頼できる医師の基準としては、経歴や臨床経験年数、執刀件数などを確認しましょう。   さらに、クリニックが公開している症例写真や患者様の声などをチェックすることで、その医師が得意とする仕上がりの傾向を把握できます。   術後6ヶ月以降の症例写真で効果や持続を確認するといいでしょう。術中写真なども参考になります。特に内部のリガメント処理は表側からではわかりません。実際に医師からリガメント処理の方法の症例写真を含め、確認しましょう。   また、カウンセリングではリスクやデメリットについてもきちんと説明してくれるかどうかが重要です。メリットだけを強調するのではなく、不安要素についても包み隠さず話してくれる医師を選ぶことが、失敗を避けるための大きなポイントです。  

カウンセリングで確認すべき質問リスト

カウンセリングの際に、以下について事前に確認しておきましょう。  
質問事項 確認する内容・理由
術後のケアについて ケロイドなど傷跡のリスク
顔面神経麻痺や感染が発生した際の対処法や発生頻度について 神経障害、感染や内出血のリスク
どの手術方法にするか 理想の術後イメージを医師と共有するため
費用や追加料金があるかどうか 手術費用に含まれていない料金や追加料金など
  • 手術・麻酔・薬・検査の費用
  • 追加料金の発生する基準
保証制度があるかどうか 修正手術をする際、費用の負担があるかどうか
ダウンタイムや抜糸のスケジュール 術後、日常生活に復帰するために事前に確認しておく必要があるため
 

もし失敗したと感じたら?修正方法と相談先

失敗したと感じたら、まずはご相談ください。 修正手術は基本的に術後に組織が落ち着いてからになりますが、一般的に難しい手術になります。未然に防ぐためにも、カウンセリングでしっかりと相談して不安を解消しておくことも大切です。   施術を受けたクリニックで仕上がりに満足できない場合や、アフタフーフォローが不十分な場合には、他院修正を行っているクリニックで相談してみるとよいでしょう。  

切開リフトに関するよくある質問

よくある質問 ここでは、切開リフトについてよくある質問をご紹介します。  

切開リフトの効果はどれくらい持続しますか?

切開リフトの持続時間には個人差があります。また、手術方法によっても異なりますが、一般的に5~10年程度とされています。切らないフェイスリフトよりも持続期間が長いのも特徴です。  

術後の傷跡は目立ちますか?

傷跡が目立たないよう、当院では切開する箇所を工夫しています。具体的には、耳珠(じじゅ)という耳の穴の前の出っ張りの後ろを切開します。切開リフトをしたことを人に知られたくない、気になるという方は事前に予定を調整しておいて、術後すぐにはできるだけ人に会わないようにするとよいでしょう。  

20代でも切開リフトはやってもいいのでしょうか?

骨切りで余剰皮膚が多すぎる場合は適応となることもありますが、小顔目的で施術するものではありません。 気になる方はご相談ください。  

当院のフェイスリフトが選ばれる理由

当院のフェイスリフト(切開リフト)は、以下のような理由で選ばれています。  

高度なフェイスリフトの技術力

当院では、フェイスリフトの施術をほぼ毎日行っています。さまざまな施術に対応しているため、患者様のご希望にあわせて、フェイスリフトのメニューをご提案できます。具体的には、一般的なSMAS法に加えてSMASectomy(スマスセクトミー)法やdeep plane(リガメント法)といった、より効果と持続が期待できる術式を取り入れています。また当院オリジナルのテクニックで、傷跡が目立たない施術を行っておりますので、安心して施術を受けていただけます。  

腫れやダウンタイムを最小限に抑える工夫

独自の「止血ネット(hemostatic net)」を皮下に行い、術後の腫れや血腫を予防しています。 また、表情筋の土台であるSMAS(スマス)の下からしっかり引き上げることで、皮下剥離を最小限にとどめています。これによりダメージを最小限に抑え、腫れやダウンタイムを短縮することが可能です。  

術後のアフターケアーの充実

当院では、術後1週間で経過観察のためご来院いただいております。この際に抜糸も同時に行います。また、術後1か月で再度、経過観察とともに診察することで、充実したアフターケアーを行っております。   こちら(https://tokyo-ebisu.clinic/menu/search_face/face-lift/)(https://tokyo-ebisu.clinic/lp/face-lift/)で、施術内容やその後の経過についてもご紹介していますので、ぜひ参考になさってください。  

切開リフトの症例写真

切開リフトの症例写真  
施術名 フェイスリフト
リスク 痛み、腫れ、内出血、引きつれ、神経障害
価格 【フェイスリフト(スマス法)】 ¥660,000(税込)
 

まとめ

当院では確かな技術と経験豊富な医師が、患者様のご希望にあわせた術式で切開リフトの手術を行っております。お顔のたるみやシワが気になる方はもちろん、切開しないたるみ取りや他院での切開リフトで効果を得られなかったという方もぜひお気軽にご相談ください。
この記事を監修したドクター
照屋 智
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2002年
東海大学医学部 卒業
同付属病院 勤務
初期研修終了
2004年
同院 麻酔科勤務
後期研修医(専攻医)終了
麻酔科認定医取得
麻酔科標榜医取得
2007年
品川美容外科 入職
2014年
品川スキンクリニック品川 品川本院院長
2016年
品川美容外科 品川本院 院長
2020年
東京エビスクリニック 勤務