美容外科 – お顔(Face)の悩み改善
目元(目の上・下のたるみ取り)
加齢により皮膚もたるんでいきます。特に目元のたるみは意外と目立ち、お顔の印象に大きく作用します。
目元のたるみが気になったら、「目の上・下のたるみ取り」がオススメです。
目の上まぶた・下まぶたがたるむことで「疲れたり老けたりして見える」「暗い印象を持たれる」「目が小さく見える」 などマイナスな印象に繋がりやすくなります。
余った皮膚の切開や脂肪の除去、筋肉の引き上げ治療を行うことで、上下まぶたがスッキリして若々しい印象の目元に変わります。
当院では患者さまのまぶたの状態・ご希望に合わせて、様々な術式を用いて、目の上・下のたるみ取りを行っております。
また、施術ではできるだけダウンタイム*1が短くなるよう配慮していますので、お気軽にご相談ください。
*1ダウンタイム:腫れや赤みがなくなって、これまでのような日常生活を送れるようになるまでの時間
目の上・下のたるみ取りとは?
「たるみ」とは、主に皮膚が垂れ下がった状態のことを指します。
目元の皮膚は薄く、乾燥などの外的刺激を受けやすいので、皮膚がたるみやすい部位です。
また、一見、皮膚のたるみに見えても、本当は脂肪だったり、筋肉だったりする場合があります。
いずれの原因もセルフケアだけでは「たるみ改善」は難しく、医師による適切な診断の元、原因に合わせた治療が必要となります。
目の上・下のたるみ取りの概要
目元のたるみを引き起こす原因は大きく分けて3種類あり、原因によって適応となる治療法が異なります。
- 加齢に伴う皮膚のたるみ
たるんだ皮膚を切除する治療:重瞼部切開、眉下切開、眉毛上の切開、二重術(リンクする)、下眼瞼除皺術など - まぶたにある余分な脂肪が垂れ下がる
余った脂肪を除去する治療:上まぶたの脱脂、目の下のクマ・ふくらみ取り(リンクする)など - 目(まぶた)を開ける筋肉が衰えて弛緩する(眼瞼下垂症)
たるんだ筋肉の働きをカバーする治療:眼瞼下垂治療(リンクする)など
美容外科治療によって、目元のたるみをすっきりさせることで若々しい印象の目元に変わります。
- 目の上・下のたるみ取りのメリット:
- 一度で目元がすっきりする、若々しい印象になる、健康的にみられる、切開するので後戻りしにくい、二重形成など別の施術と一緒に行うことが可能
- 目の上・下のたるみ取りのデメリット:
- 皮膚を切開する、腫れ・赤みなどの一時的なダウンタイム(約2~4週間)がある、抜糸が必要、費用がかかる、皮膚や脂肪を取りすぎるとまぶたが外反する可能性がある
当院の目の上・下のたるみ取り
当院では、患者さまの目元の状態やご要望に合わせて、次の術式を用いて目の上・下のたるみ取りの施術を行っています。
目の上のたるみ
目の上のたるみに対して、「皮膚のたるみだけを取りたい」「たるみ取りと一緒にパッチリ二重にしたい、二重幅を広げたい」など目元のご希望に寄り添いながら、開眼の具合を踏まえて施術方法をご提案させていただいております。
・重瞼部切開(じゅうけんぶせっかい)
重瞼部とは、二重まぶたのことです。重瞼部切開は二重ラインに合わせて、たるんだ皮膚や眼輪筋(目の周りの筋肉)を切除します。「上眼瞼皮膚切除(じょうがんけんひふせつじょ)」とも呼ばれます。同時に二重形成や脂肪除去・眼瞼下垂の治療を行うことが可能です(オプション)
当院では、切開する長さが標準的な「Standard」とたるみが強い・目尻側が垂れてしまっているなど長めの切開が必要な方向けの「Long」の2つのメニューをご用意しています。
- 重瞼部切開のメリット:
- 目元の印象がはっきりする、二重ラインに傷跡ができるので目立ちにくい、二重形成・脂肪除去・眼瞼下垂治療の併用が可能(オプション)
- 重瞼部切開のデメリット:
- 腫れなどの一時的なダウンタイムがある、眉毛下の厚み部分は残る、目の上に脂肪が多いタイプの方には不向きな場合がある
二重ラインを切開します。
二重ラインに沿って、たるんだ皮膚を切除します。
余分な皮膚や眼輪筋の一部などを切除します。
皮膚と瞼板*2(けんばん)に3か所程糸をかけて固定した後、皮膚を縫い合わせます。
*2瞼板:まぶたの縁にある軟骨のように硬い板
図:目の上のたるみ取り 重瞼部切開イメージ
・眉下リフト(眉下切開)
眉毛の下ギリギリラインを切開して、まぶたの中でも皮膚の厚い部分を切除します。
残った皮膚を上に引っ張るので、たるみによって隠れていた元のまぶた(二重・奥二重・一重)が現れるようになります。
※切開する長さが標準的な「Standard」メニューのみご用意しています。
- 眉下リフトのメリット:
- たるんだ皮膚のほか厚みもスッキリできる、眉毛に沿って切開するので傷跡が目立ちにくい、腫れなどダウンタイムが少ない、目元の印象は変えずに目の上のたるみだけを改善する
- 眉下リフトのデメリット:
- 腫れなどの一時的なダウンタイムがある、眉毛と目の距離が少し縮まる、眉毛ラインが細くなる
眉毛下を切開します。
眉毛の下ギリギリラインを切開して、たるんだ皮膚と筋肉を除去します。
余分な皮膚や眼輪筋の一部などを切除して、皮膚を縫い合わせます。
図:目の上のたるみ取り 眉下リフトイメージ
目の下のたるみ
目の下も上まぶた同様に主に加齢によって皮膚が薄くなり、目の周りの筋肉が衰えることでたるみます。また、脂肪が前に飛び出て、目の下のふくらみとして目立つようになります。
このような「目の下のたるみ」の改善には、次のような治療法を組み合わせて行います。
・下眼瞼除皺術(かがんけんじょすうじゅつ)
目の下の余っている皮膚を切開して除去する治療法です。
皮膚や脂肪を取り過ぎると、外反(結膜が見える、あっかんべーの状態となる)リスクがあるため、当院では適量を確認しながら施術しています。
下まつ毛の生え際下を切開して、たるんだ皮膚を除去します。
・眼窩脂肪除去
目の下の脂肪が多い方では、皮膚切除と一緒に脂肪の除去(脱脂)を行うと仕上がりが綺麗になります。
・眼輪筋引き締め術
重度のたるみの方には、眼輪筋の骨膜固定を行って外反のリスクを予防しています。
目の下の眼輪筋を引き上げるように縫い縮めて、リフトアップ効果を高めます。
図:目の下のたるみ取りイメージ
また、当院では次のような点に配慮して、目の上・下のたるみ取りを行っています。
① 患者さまの負担が減るような施術
- 痛みを最小限にする(トリプル麻酔)
- できるだけ腫れや赤みが少なく、傷跡になりにくい術式の実施
- 使用する針への配慮(極細針)
② 患者さまに合った自然で美しい目元づくり
- 適度な皮膚切除および脂肪除去になるよう調整する
目の上・下のたるみ取りをおすすめしたい方
目の上・下のたるみ取りは、次のような方におすすめです。
- まぶたが腫れぼったい・目の上が重たく感じる
- 目尻が下がって、老けて見える
- 昔と比べて、目が小さく見える
- まぶたを持ち上げないと、アイライン・マスカラを塗りづらい
- 実年齢よりも老けて見られる
- 目元が疲れて見える
- まぶたの余分な脂肪を除去したい
- 年齢とともに、二重のラインがぼやけてきた
- 二重まぶただったのに、奥二重・一重になってしまった
- 短いダウンタイムで、目元のたるみを改善したい
症例写真
当院で「目の上・下のたるみ取り」をお受けになった患者さまの症例です。
こちらの方の目の上のたるみは、診察の結果、まぶたを持ち上げる筋肉が原因の「眼瞼下垂」でしたので、眼瞼下垂治療(切開法)を行いました。また、目の下のたるみも切除しました。
術後1か月なので傷の赤みがやや残っていますが、目元のシワが減りました。また、目の周りがスッキリして、目がぱっちり大きく見えるようになって、若々しい印象に変わりました。
当院では、患者さまに合わせた「目の上・下のたるみ取り」をご提案させていただいております。
費用
眼瞼下垂切開法 ¥495,000(税込)
目の下のたるみ取り ¥220,000(税込)
リスク・副作用・合併症:腫れ・内出血・痛み・左右差など
治療の流れ
カウンセリング(無料)
当院では初回カウンセリング料や初診料は不要ですので、患者さまのお悩みやご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまの目の状態を詳しく診察した上で、ご要望や目元のたるみに「どの術式が適しているのか?」についてお話しさせていただきます。
また、施術の流れ、治療リスク・麻酔方法・注意点についても、詳しくご説明させていただきます。
※治療内容にご納得いただいてから施術を行います。
カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。
事前のお申し出がない場合、予約状況などによってお受けいただけないことがございます。
当院では「トリプル麻酔」に対応しています。
点眼麻酔(目薬タイプの痛み止め)と局所麻酔(痛みを抑える注射)の「ダブル麻酔」に加えて、ご希望があれば、オプションとして笑気麻酔(鼻から吸うタイプの不安を和らげる鎮静麻酔)を追加することも可能です。
また、局所麻酔では極細針を用いますので、痛みの心配はありません。
※痛みの感じ方には個人差があるので、少し痛みを感じる方もいらっしゃいます。
目の上・下のたるみ取りでは、術中に目の開き具合や目元の全体的なバランスなどをチェックしながら、施術します。
施術時間の目安は次の通りです。
メニュー | 施術時間の目安 | ||
---|---|---|---|
目の上 | 重瞼部切開 | Standard | 約40分 |
Long | 約60分 | ||
眉下リフト | Standard | 約40分 | |
目の下 | 下眼瞼除皺術+眼窩脂肪除去+眼輪筋引き締め術 | 60分 |
目元を冷やして、腫れや組織を落ち着かせた後、ご帰宅となります。
また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。
施術後の腫れなどが気になる方は、施術の際にあらかじめサングラスや帽子などをご持参いただくと良いでしょう。
施術後の過ごし方
- 施術当日のアイメイク・洗顔・入浴・アルコールはお控えください。
※顔を濡らさないようにして、ぬるま湯でのシャワー浴は可能です。 - 入浴や飲酒など血行が良くなる行為は、施術後1週間程度お控えください。
- 痛みや腫れなどを抑えるためのお薬(抗生物質・痛み止め・目薬など)をお出しするので、服用してください。
- 頭を高くして眠るようにすると、腫れを軽減しやすくなります。
施術約1週間後に抜糸のため、ご来院ください。
また、施術1か月後に経過観察も踏まえた診察をさせていただいております。
※モニター撮影へのご協力をお願いしていない場合、特に問題なければ「診察なし」でも構いません。
目の上・下のたるみ取りの注意点
・目の下のたるみは取り過ぎると、シワ・たるみの増加や外反する可能性がある
皮膚や脂肪を取り過ぎることで、目の下の皮膚が施術前よりたるんでシワが発生したり、下まぶたの裏側(結膜)が外側に見える状態である「外反(がいはん)」となったりする可能性があります。
当院では、取り過ぎないよう切除量を調整して、施術するよう努めています。
・同じように見える「目元のたるみ」でも、原因に合わせた治療法が必要
外から見ると同じように見える目元のたるみでも、たるみの原因(皮膚、脂肪、筋肉)により治療法は異なります。
当院では患者さまの体質・まぶたの状態などをしっかり診察した上で、ご希望に沿った目元となるような適切な治療法をご提案させていただいております。
若々しい印象の目元に変わるだけでなく、視野が狭くなることで引き起こされていた頭痛・肩こりなどの症状も改善する期待ができます。
目元のたるみでお悩みのある方は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
重瞼部切開と眉下リフトの一番の違いは、「切開の位置」です。
重瞼部切開では二重ラインに沿って切開し、一緒に二重の形成や余分な脂肪の除去を行うことも可能です。
一方、眉下リフトは眉毛の下の余分なたるみ・厚みを除去します。残った皮膚を上に引っ張るので、たるんで隠れていた元の二重(奥二重・一重)が現れるようになります。
どちらも目立ちにくい場所を切開するので、傷跡は次第に落ち着き目立たなくなっていきます。
目の上のたるみ取りは、二重ラインまたは眉毛の下の切開となるため、目立ちにくい場所です。術後1~3か月程度、赤みが残る場合もありますが、ファンデーションなどメイクでカバーできます。
また、目の下のたるみ取りは、まつ毛の生え際ギリギリラインを切開して、傷ができますが、ほとんどの方で綺麗に治る部位となります。赤みなどがわずかに残っても、術後1週間以降はメイクで隠すことができます。そのため、人に気づかれる心配は少ないでしょう。
施術1週間後から使用可能です。
目に包帯と巻くなど、視野に制限がかかるようなことはありませんので、施術後すぐからお仕事をされる方もいらっしゃいます。
ただし、目元のたるみ取りには皮膚切開を伴うため、施術数日は切開部の腫れ・赤みなどが必ず伴います。
見た目が気になる方は、あらかじめお仕事を調整の上、お受けいただくと良いでしょう。
なお、傷跡は時間経過とともに落ち着いてくる上、抜糸を行う施術1週間後からはメイクでカバーすることが可能です。