美容外科 – 身体(Body)のお悩み改善

豊胸(脂肪注入)

「大きな胸に憧れるけれど、体にシリコンなどの異物を入れるのは不安……」という方も多いことでしょう。実は豊胸には「脂肪注入」という選択肢もあります。

脂肪注入による豊胸では、ご自身の脂肪を利用してお胸を約1カップ大きくできます。主に太ももやお腹などダイエットでは痩せにくい・細くしにくい部位から余った脂肪を吸引するので、豊胸だけでなく「同時に部分痩せ」も実現可能です。脂肪が定着することで、ごく自然な柔らかさ・揺れを実現できます。また、レントゲン・乳がん検診・授乳なども、普通に行っていただけます。

当院では、「高い技術力」と「細かく丁寧な注入手技」により、脂肪注入に起こり得るリスクをできるだけ回避して、高い定着率と自然な仕上がりを実現する施術に努めております。お気軽にご相談ください。

豊胸(脂肪注入)とは?

バストのほとんどは脂肪で形成されており、人によってバストの大きさに違いがあるのは、乳腺と乳腺の周りにある脂肪の量が違うためです。脂肪注入による豊胸は、ご自身の脂肪をバストに注入することでサイズアップを図る治療法です。ご自身の脂肪を利用するので、ヒアルロン酸注射やシリコン挿入による豊胸と比べて、柔らかさ・揺れなど自然に近い仕上がりが期待できます。

豊胸(脂肪注入)の概要

脂肪注入は「組織移植」のひとつであり、もともとは病気や怪我の治療として行われていました。近年は美容外科分野にも応用され、現在では豊胸やお顔の切らない若返り治療として、注目を集めています。

脂肪注入による豊胸は、患者さまご自身の脂肪を利用して、半カップ~1カップ程度お胸のボリュームアップを図ります。シリコン挿入やヒアルロン注射による豊胸と比べて、ご自身の脂肪を利用するため安全性が高く、定着後の効果の持続も期待できます。(※患者さまの脂肪の性質により、2~3回の施術が必要となるケースもあります。ただし、注入に適した脂肪がある場合に限ります)
さらに、なかなか痩せにくい太ももやお腹周りから余った脂肪を吸引するので、豊胸に加えて「部分痩せ」も期待できます。

豊胸(脂肪注入)のメリット:胸のボリュームアップを図る、半永久的な効果、ほかの治療法と比べて自然に近い仕上がり
豊胸(脂肪注入)のデメリット:シリコン挿入と比べて大幅なサイズアップはできない、一時的に注入表面に針穴ができる、一時的に痛み・腫れなどのダウンタイムがある、費用がかかる、硬さ(しこり)やお肌にデコボコが出ることがある、定着には個人差がある

左:施術直後
右:脂肪が安定化する施術2~3か月後
図:脂肪注入による豊胸イメージ

当院の豊胸(脂肪注入)

単にお胸のボリュームアップだけなら、注入すれば、どなたでも大きくはなります。
しかし、「デコルテが痩せてきたから」というご相談に対し、そのまま脂肪注入をしても乳首が下向きになってしまい、綺麗なお胸にはなりません。
「ハリが欲しい」「ボリュームを出したい」「谷間が欲しい」など、患者さまの細やかなご要望にお応えするため、当院では患者さまごとに注入の仕方も変えています。

また、注入する脂肪は、患者さまのご希望の部位(お腹・腰・太ももなど)から吸引したものを利用します。吸引した脂肪には手を加えず、自然分離させたフレッシュな脂肪細胞に上澄みの血清を少量混ぜて使用することで、より高い定着率が期待できます。

当院は、脂肪吸引において「医師の努力」「丁寧さ」「技術力」がとても大切であると考えております。
お気軽に当院までご相談ください。

施術時間:約30~60分(脂肪採取時間は除く)
ダウンタイム:約1~2週間
リスク・合併症:痛み、腫れ、内出血、感染、しこり、左右差、定着率の個人差など

Step1:太もも内側やお腹・腰を数ミリ切開します。切開口から極細管(カニューレ)を挿入してから脂肪を吸引します。

Step2:採取した脂肪を自然分離させ、フレッシュな脂肪細胞と少量の上澄み血清のみを使用します。

Step3:精製した脂肪を少量ずつ皮下脂肪層、乳腺下、大胸筋内、大胸筋下の4層に細かく注入していきます。
図:豊胸(脂肪注入)の流れ

脂肪注入による豊胸をおすすめしたい方

脂肪注入による豊胸は、次のような方におすすめです。

  • 余っている脂肪を使って、豊胸したい
  • シリコンバッグを入れる豊胸手術に不安・心配がある
  • ヒアルロン酸注射では物足りない
  • ボリュームアップ効果を長持ちさせたい
  • 半永久的な効果が欲しい
  • メンテナンスが面倒くさい
  • 授乳で胸が小さくなった方
  • レントゲン検査などで豊胸したことを周囲の人にバレたくない

症例写真

当院で「脂肪注入による豊胸手術」をお受けになった患者さまの症例です。
皮下、乳腺下、大胸筋内、大胸筋下の四層に分けて注入することで、定着率を高めます。
「ハリが欲しい」「ボリュームを出したい」「谷間が欲しい」など細やかなご要望にお応えするため、患者さまによって注入の仕方も変えています。
痩せている方でも脂肪注入はある程度可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
※女性医師による施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。

<費用>

¥550,000(税込)
リスク・副作用・合併症:痛み、腫れ、内出血、感染、定着率の個人差など

治療の流れ

step 1医師による診察・
カウンセリング(無料)

当院ではカウンセリング料や初診料は不要ですので、患者さまのお悩みやご希望をお気軽にお聞かせください。
医師が患者さまのお胸の状態を詳しく診察した上で、ご要望に「脂肪注入が適しているのか?」についてお話しさせていただきます。
また、施術の流れ、治療リスク・麻酔方法・注意点についても、詳しくご説明させていただきます。※治療内容にご納得いただいてから施術を行います。
なお、カウンセリング当日の施術をご希望される場合には、あらかじめお申し出ください。
事前のお申し出がない場合、お受けいただけないことがございます。

step 2麻酔

当院では、脂肪の採取および脂肪注入は、極細針を用いた局所麻酔(痛みを抑える注射)下で行います。基本的に、意識レベルを低下させて眠らせる「静脈麻酔」にて行い、脂肪の採取部位やバストの鎮痛のために「硬膜外麻酔(背骨の中にある硬膜外腔に麻酔薬をいれる局所麻酔)」を併用します。
麻酔はそれぞれ予約制であり、静脈麻酔 66,000円(税込)、硬膜外麻酔 55,000円(税込)となります。
※痛みの感じ方には個人差があるため、少し痛みを感じる方もいらっしゃいます。

step 3施術

当院では、自然で美しい仕上がりとなるよう丁寧な施術に努めています。
施術時間:注入時間(約30分~60分)+採取時間(約60分~120分)
術後は、ガードルやテープ固定を行います。

脂肪吸引

主に太もも・お腹などから脂肪を採取して、採取後、糸で縫合します。

脂肪注入

デザインに沿って細かく注入します。左右差を見て、バランスを取りながら施術します。

step 4クーリング

ガードルやテープにて固定を行い、ご帰宅となります。 また、痛みについては痛み止めでコントロール可能です。

<施術後の過ごし方>

  • 施術当日は、入浴・シャワーNGです。
    ※ただし、当日は下半身のみシャワー可能。全身のシャワーは翌日から、入浴は施術1週間後からOK。
  • うつぶせ寝・激しいスポーツは3週間程度お控え下さい。
  • ワイヤーなしブラジャーは術後2週間目から、ワイヤー入りブラジャーは術後1か月後から使用可能です。
  • 一時的に注入部分の熱感・腫れ・痛みを感じることがありますが、次第に落ち着きます。
  • 脂肪吸引した部分に痛み・内出血がみられる場合がありますが、痛みは数日、内出血は1週間程度で解消していきます。
  • 痛みなどを抑えるためのお薬をお出しするので、服用してください。
  • 過度な圧迫はしないでください。
  • 極端なダイエットは控えましょう。
step 5経過観察

約1週間後に経過観察と抜糸を行いますので、ご来院ください。
施術1か月後に経過観察を兼ねて、診察をさせていただいております。
※モニター様でない場合、特に問題なければ「診察なし」でも構いませんが、可能であれば施術1か月後の検診をお勧めします。

脂肪注入による豊胸術の注意点

脂肪注入による豊胸術は、ご自身の脂肪を利用した「脂肪幹細胞の移植」です。 脂肪注入はシリコンのような異物挿入やヒアルロン注射のようにほとんど吸収されるものとも異なりますが、注入した脂肪はある程度吸収されます。

注入した脂肪の定着率は平均して40~60%程度(※個人差あり)なので、通常は多少吸収されることを見込んで、少しだけ多めに注入します。一般的に、吸収が落ち着くには施術後3~6か月かかります。

とはいえ、減ることを見込んで一度に大量に脂肪注入しても、乳房内で塊となってしまい、栄養素が行き渡らず、しこりや石灰化が起こりやすくなります。

そのため、当院では合併症リスクをできるだけ回避しながら、術後の美的観点も配慮した適正量にて施術を行っております。

よくある質問

痩せていても脂肪注入による豊胸は可能ですか?
豊胸をご希望される方の多くは、痩せている方です。
当院では痩せている方でも丁寧に脂肪を集めて、施術を行っております。
是非、無料カウンセリングにお越しください。
「脂肪注入が適応できるか」など医師がお体の状態を拝見させていただき、ご提案させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。
脂肪注入ではどのくらいダウンタイムがありますか?
個人差がありますが、むくみ(腫れ)のピークは施術1週間程度で、施術1か月ほどで徐々に落ち着きます。ヒアルロン酸注射での施術と比べると、脂肪注入量は多くなるので、腫れ感を強く感じる方もいらっしゃいます。
シリコン挿入やヒアルロン酸注射による豊胸との違いは、なんですか?
シリコン挿入・ヒアルロン酸注射でも脂肪注入と同じように豊胸が期待できますが、「切開の有無」「効果の持続期間」「メンテナンスの有無」「サイズアップできる大きさ」に違いがあります。

切開の有無

シリコン挿入では、シリコンを入れるためにお胸への切開が必要となります。
一方、脂肪注入やヒアルロン酸注射では、胸への切開はせずに、注射での施術となります。ただし、脂肪注入では太ももやお腹など「脂肪吸引部位」には小さな切開および縫合を行います。

素材の耐久性

脂肪注入>シリコン>ヒアルロン酸注射
生着した脂肪およびシリコン挿入では、効果は半永久的に持続しますが、ヒアルロン酸注射では1回あたり平均2~3年の持続となります。
※脂肪注入では患者さまの脂肪の性質によっては2~3回必要なケースもあります。ただし、適した脂肪がないなど、場合によって施術が出来ないこともあります。

メンテナンスの有無

脂肪注入では、脂肪の定着により基本的に1回の施術となります。
※患者さまの脂肪の性質によっては2~3回必要なケースもあります。ただし、適した脂肪がないなど、場合によって施術が出来ないこともあります。

一方、シリコン挿入では近年メンテナンス不要シリコンが主流ですが、シリコンバッグを破損すると摘出・交換が必要となります。また、ヒアルロン注射では年々吸収されていくため、効果を維持するには定期的な注射が必要となります。

サイズアップできる大きさ

シリコン挿入>脂肪注入>ヒアルロン酸注射 シリコン挿入ではシリコンの容量により、かなりのサイズアップが期待できます。一方、脂肪注入やヒアルロン酸注射では、しこり・石灰化リスク軽減のため、半カップ~1・2カップくらいまでが目安となります。

いずれの方法にもメリット・デメリットが存在します。どちらを選択して良いのか、分からないと不安な方もいらっしゃるでしょう。是非、無料カウンセリングにお越しください。
医師がご相談者さまのお胸の状態を詳しく診察して、「ご要望に適している治療法」についてアドバイスさせていただきます。お気軽にご相談ください。

脂肪注入による豊胸は、レントゲンに写りますか?
脂肪なので、レントゲンに写ることはありません。
ただし、脂肪が石灰化すると、レントゲンに写る場合があります。
「石灰化=豊胸」とはすぐに気づかれることはありませんが、精密検査をする際には医師に「脂肪注入を行った旨」を申告する必要があります。
また、脂肪注入後にしこりが見られた場合にも、同様に申告する必要があります。

担当医師からのひとこと

脂肪注入による豊胸術でも「下がったデコルデにハリが欲しい」「胸の外側にボリュームを出したい」「谷間が欲しい」など細やかなご要望にお応えするよう努めています。
お胸にコンプレックスをお持ちの方、お気軽にご相談ください。